モミノ松岡の英語を極めるまでの道。

なぜ、あなたの英作文は伸びないのか?「難しい単語」を捨てて「伝わる論理」を手に入れる方法


英検のライティング(英作文)において、多くの人が陥る罠があります。それは、「難しい単語や高尚な表現を使わなければ、高いスコアは出ない」という思い込みです。

しかし、英検採点基準(特に準1級や1級)において、AIや採点官が最も重視しているのは、語彙の難易度ではなく「論理の一貫性」です。

今回は、あえて「難しい単語」を捨て、確実に合格圏内へ滑り込むための「伝わる論理」構築術を公開します。

1. 「難しい単語」があなたのスコアを削る理由

英検のライティングで背伸びをして難しい単語を使うと、以下のリスクが爆発的に高まります。

コロケーション(単語の相性)のミス: 意味は合っていても、その文脈では使わない組み合わせを選んでしまい、「不自然な英語」として減点される。

綴り(スペル)ミス: 難しい単語ほどディクテーション能力が試されます。一字のミスで「語彙」の項目が減点されるのはもったいなさすぎます。

論理の寸断: 単語をひねり出すことに脳のリソースを使い果たし、文章全体の「つながり(ロジック)」がおろそかになる。

結論: 採点者が求めているのは「言語学者」のような語彙力ではなく、「中学生でもわかる言葉で、論理的な主張ができる能力」です。

2. 捨てる勇気!「言い換え」の魔法

難しい概念を、あえて簡単な言葉で説明する訓練をしましょう。これができるようになると、英作文のスピードは3倍になります。

難しい表現(使いたくなる罠) 簡単な言い換え(推奨) メリット
:--- :--- :---
alleviate (緩和する) make it better / reduce スペルミスを防ぎ、伝わりやすくなる。
deteriorate (悪化する) get worse リズムが良くなり、論理が明快になる。
implement (実施する) start / do 誰にでも伝わる、力強い動詞になる。

3. 「伝わる論理」を支える3つの柱

単語をシンプルにする分、以下の「構成」に全エネルギーを注いでください。

① 主張(Opinion)は「一言」で言い切る

最初の一文で、賛成か反対かを迷わず伝えます。

コツ: `I agree with this idea for two reasons.` のような、極限までシンプルなテンプレートで十分です。

② 理由は「具体例」で肉付けする

論理が弱い人の共通点は、抽象的な説明を繰り返すことです。

改善案: `For example, ...` や `Specifically, ...` を使い、「誰が、どうなったか」という具体的なシーンを描写してください。

③ 接続詞を「論理の標識」にする

採点官が迷子にならないよう、適切な標識を立てます。
First, / Second, (順序)
However, (逆説)
Consequently, (結果)
In conclusion, (まとめ)

4. ChatGPTを「論理の壁打ち相手」にする

英作文を書き上げたら、ChatGPTにこう指示を出してみてください。

> プロンプト:
> 「この英作文を添削してください。難しい単語への書き換えは不要です。それよりも、論理に飛躍がないか、主張と理由が一致しているかを厳しくチェックしてください。もっと簡単な単語で、論理を強化する方法があれば教えてください。」

この「論理重視の添削」を繰り返すことで、あなたの脳に「伝わる英語の型」が定着します。

まとめ

英検のライティングは、知識をひけらかす場ではなく、コミュニケーションの場です。難しい単語を捨て、ロジックという骨組みを太くする。

このシフトができたとき、あなたの英作文スコアは、驚くほど軽やかに「合格点」を突き抜けていくはずです。