Avastで出てくる「破損したレジストリ」
アンチウイルスソフト・Avastを利用していると、「破損したレジストリが~項目あります」といった通知が表示されて、危険なのかどうか不安に感じてしまうユーザーの方もいらっしゃるかと思います。
ここで表示される「破損したレジストリ」というのは、その名の通り破損してしまったレジストリだったり、不具合が起きているレジストリのことを指します。
レジストリというのはWindowsなどのOSの各種情報やユーザーデータ・アプリケーションのデータが登録されているデータベースのことです。
レジストリが破損することで、アプリケーションが正常に起動しなくなったり、最悪の場合はOSが起動しなくなってしまうこともあります。
「破損したレジストリ」への対処は必須?
まず前提条件として、Avastで表示される「破損したレジストリ」云々は「Avastの有料アプリケーション・アバストクリーンアッププレミアムの広告である」ということを知っておきましょう。
要するに、アバストクリーンアッププレミアムを契約してもらうために破損したレジストリなどの項目を出しているわけです。
「破損したレジストリ」への対処は必須なのかどうか気になる方もいらっしゃるかと思いますが、Windowsのパソコンを利用していればレジストリに不具合が起きることや破損することは決して珍しいことではありません。
レジストリに不具合や破損したものが出てきても、基本的には放置しておいても問題はありません。
問題があるパターンは、レジストリがウイルスやマルウェアによって改変されてしまった場合や、レジストリの情報が肥大化してしまって読み込みが遅くなり、パソコンの動作が重くなってしまうというパターンです。
これらのパターンに遭遇してしまったのであれば、対処を行う必要があると思います。
「破損したレジストリ」への対応方法
アバストクリーンアッププレミアムに加入して破損したレジストリに対応する
有料ですが、アバストクリーンアッププレミアムに加入することで破損したレジストリなどの問題を対処することが可能です。
デスクトップ画面右下・タスクトレイ内のAvastアイコンを押してユーザーインターフェースを開き、ウィンドウ下部に表示されている広告の右側にある「解決」ボタンを押しましょう。
「利用しているパソコンにはパフォーマンスの問題が○○件あります」ウィンドウが表示されるので、ウィンドウ下部の「解決」ボタンを押しましょう。
アバストクリーンアッププレミアムのプラン選択画面が表示されるので、「1年間ライセンス(年間2100円)」・「2年間ライセンス(年間3840円)」・「3年間ライセンス(年間5580円)」から加入したいものを選びて「続ける」ボタンを押して、支払い方法を登録することでアバストクリーンアッププレミアムに加入することが可能です。
あとはアバストクリーンアッププレミアムの機能で、破損したレジストリを消去して問題を解決すればOKです。
CCleanerを利用して破損したレジストリを消去する
有料のアバストクリーンアッププレミアムに加入したくないという場合は、フリーソフト「CCleaner」を使うことでも破損したレジストリを消去することが可能です。
下記リンク先の公式ダウンロードサイトにアクセスしましょう。
https://www.ccleaner.com/ccleaner/builds
ダウンロードページが表示されたら、インストール版の「CCleaner Free」かスタンドアロンで動く「CCleaner - Portable」のどっちかの「Download」ボタンを押してダウンロードしましょう。
インストール版の場合はexeファイルがダウンロードされるので、起動してインストールを行います。
スタンドアロンのポータブル版はzipファイルを解凍して中にあるCCleanerを起動しましょう。
CCleanerを起動したら、左側メニューの「レジストリ」を押して開き、「レジストリクリーナー」の項目一覧すべてにチェックが付いていることをチェックしてから「問題をスキャン」を押しましょう。
スキャンが終了すると問題のあるレジストリの一覧が表示されるので、「選択項目を解決」を押しましょう。
あとはレジストリごとに解決するかどうか尋ねられるので、一つずつ解決するか全部解決するかを選択すればOKです。