Wordのルーラー
Wordの「ルーラー」とは何のことで、Wordで文書を作成するにあたり、どのような意味があるのでしょうか。
こちらの図の数字のある定規のようなものがルーラーです。
余白と文字の記入位置が、インデントマーカーという砂時計のようなマークで示されています。
Wordの上に表示されている数字のある定規のようなものは、ルーラーというもので、文書作成に役立つ表示や機能がたくさんあります。
Wordの文書ではインデント、タブ機能の位置が分かり、調節可能です。
表では列や行の幅の表示と調整が可能です。
罫線では線の長さの調節に活用できて便利です。
ルーラーで簡単に微調整可能なことで、綺麗で体裁を整えた文書を簡単に作成でき、とても便利で使えると嬉しい機能です。
ここでは、ルーラーの使用方法とその意味についてご解説しますので、見栄えの良い文書作成を容易に可能なのを実感して頂きたいと思います。
Wordのルーラーを表示させる
Wordのルーラーを表示させる方法は、とてもシンプルです。
表示タブの表示グループで、ルーラーにチェックを入れましょう。
①表示タブを押します。
②表示グループのルーラーにチェックマークを入れます。
ルーラーを出しると文書作成時に助かりますが、表示をさせないで作成、チェックしたい時もあります。
表示形式の変更
表示形式は、mm単位から文字単位へ変更も可能です。
それぞれ、利用しやすい方を設定可能ですが、文字単位ですと文字の表示と統一してインデントなど設定しやすくなり、文書の体裁を整えるのが容易になります。
こちらはmm単位で表示されている状態です。
1文字分(pt)は0、35mmになり、表示では分かりづらいように感じますが、細かいインデントの調整には適しています。
一方、こちらは文字単位で出した状態です。
こちらの方が、文字のインデントや余白の設定など、ルーラーを見ながら行いやすくなります。
このように、ルーラーは表示形式を文書作成のその時々に応じて変更可能です。
Wordのルーラーの使用方法
インデントマーカーは、砂時計のような形をしたルーラーに表示されているマークです。
マークの上を移動させると、行目の文章の行頭の位置を動かせます。マークの真ん中は、2行目になります。マークの下を動かすと、選びている行頭を全部動かせます。
文字の位置をルーラーで変える
記書きなどで日時などの項目を均等割り付けした場合などに、タブの後の文字頭の位置が合わなくなる時がありますよね。
その時に、文字頭を合わせたい範囲をドラッグして選び、ルーラーの数字をクリック、そしてまだ合わない文字があるならその上のインデントマーカーを動かして全部を揃えることが可能です。
また右インデントも同様に可能です。
一緒に揃えたい行の文字を選択、あるいはタブキーで空いたスペースの後の文字の頭を押してから、ルーラーの数字を押します。
あるいはマーカーをドラッグして文字頭の位置を移動させる。
このように、インデントをする時、行頭をクリックあるいは範囲を選びて、インデントマーカーを移動させるだけで、1行でも複数行でもインデントを設定可能です。
インデントの設定とルーラーの表示
ページレイアウトタブの段落グループでインデントを設定しても、同様にインデントマーカーは設定された位置に表示されます。
ホームタブのインデントを増やす・減らすでインデントの調整をしても、インデントマーカーが動いて位置が表示されます。
ルーラーをダブルクリックで調節する
「ルーラーをダブルクリック」すると、下の図のようなカギカッコのような表示が出てきます。
このマークを動かすことで、文字の位置を調節可能です。
行頭を揃えたい、動かしたい時は左揃えタブを動かせます。
行末を揃えたいなら、右揃えというように表示されるので、それを動かして調節可能です。
正確な数値に設定する
ルーラーをクリックするだけでは、文字数で正確な数に合っていないことがあります。8字の位置にしたい場合、ルーラーで8文字に押したつもりでも、7、43字などと細かい数字で合っていない場合も多くあります。
ルーラーの左揃えタブなどのマークを押して、ルーラーとリーダータブを出します。
タブが何文字になっているのかチェックしてみましょう。
合わせたい正確な文字数になっていない場合は、1回クリアをしてから、文字数を記入しOKにします。
文字頭が記入した文字数になり、ルーラーも設定したように表示されているのが分かります。
まとめ
余白やインデントの文字数が一目で分かりますし、文書の途中からのインデントにも活用可能です。
記書きのような部分にも、活用頻度が多い機能と言えます。
文書全体を綺麗で見やすいものにするので、ぜひルーラーを利用して体裁を整えていきましょう。