Windows Liveメール
Windows Liveメールとは何か知っていますか。Windows Liveメールとは、2017年1月10日までマイクロソフト社が提供していたメールクライアントソフトウェアのことです。
Windows Liveメールでは、アドレス帳をバックアップしたり、もしくは別のメールソフトウェアで使用することによって、アドレス帳の中身をファイルとして書き出せます。
ここでは、Windows Liveメールのアドレス帳を直接パソコンに移行する方法を詳しく説明していきます。ちなみにアドレス帳を直接パソコンに移すときの事前用意からお伝えしましょう。
アドレス帳を直接パソコンに移す事前用意
Windows Liveメールのアドレス帳を直接パソコンに移行する方法を解説する前に、まず最初はWindows Liveメールのアドレス帳を直接パソコンに移すときの事前用意を解説します。
以下で解説するWindows Liveメールのアドレス帳を直接パソコンに移すときの事前用意は、アドレス帳のバックアップです。その手順をお伝えします。
アドレス帳のバックアップの手順
アドレス帳のバックアップの手順を大きく分けて、以下の2つ解説します。
・CSV形式のエクスポート
・名刺形式のエクスポート
CSV形式のエクスポート
アドレス帳をバックアップするには、まずCSV形式でアドレス帳をエクスポートしなければなりません。「すべてのプログラム」あるいはアプリ一覧から「Windows Live メール」を起動させてください。
次に、Windows Liveメールの画面左下の「アドレス帳」を押しましょう。そうすると、アドレス帳の画面が表示されるので、「エクスポート」を押し、「カンマ区切り (、CSV)」をクリック。
「CSV のエクスポート」画面が表示されたら、「参照」ボタンを押して保存先を指定していきましょう。「名前を付けて保存」という画面が表示され、画面左側の「デスクトップ」を押していきます。
「保存」をクリックする
「ファイル名」の欄に任意の名前を記入してから、「保存」ボタンを押してください。「エクスポート先のファイル名の欄に任意の保存先が表示されていることをチェックして、「次へ」ボタンを押しましょう。
「エクスポートするフィールドを選びてください」と表示されたら、エクスポートしたい項目にチェックをつけてから、「終了」ボタンを押します。そうすると、「エクスポート中」と表示され、終了です。
名刺形式のエクスポート
名刺形式のエクスポートするには、「すべてのプログラム」もしくはアプリ一覧から「Windows Live メール」を起動させましょう。「Windows Liveメール」が起動したら、画面左下の「アドレス帳」を押します。
「アドレス帳」の画面が表示されたら、「エクスポート」を押して「名刺 (、VCF)」を押してください。
「フォルダーの参照」の画面が表示されるので、任意の保存先を指定してから「OK」ボタンを押します。そうして「エクスポート中」と表示されたら終了です。
アドレス帳を直接パソコンに移行する方法
続いては、Windows Liveメールのアドレス帳を直接パソコンに移行する方法を解説します。以下でアドレス帳の移行の手順をお伝えしていきます。
アドレス帳の移行の手順
アドレス帳の移行の手順は以下の3つあります。順番に説明していきましょう。
・旧Contacts内がDefaultフォルダのみで新しいパソコンに移行する
・旧Contacts内にDefaultフォルダとメールアドレスフォルダがある
・すでに使用しているパソコンに移行する
移行の手順
移行の手順は、「旧Contacts内がDefaultフォルダのみで新しいパソコンに移行する場合」・「旧Contacts内にDefaultフォルダとメールアドレスフォルダがある場合」・「すでに使用しているパソコンに移行する場合」の3つです。
旧Contacts内がDefaultフォルダのみで新しいパソコンに移行する場合
旧Contacts内がDefaultフォルダのみで新しいパソコンに移行する場合では、まず最初はMicrosoftのサイトからWindows Essentialsをダウンロードしてダウンロードしてください。
続いて、WLMを初回で起動する前にContactsフォルダをバックアップから、元の場所にコピーしなければなりません。
なお、WLMをまだ起動していないときには、Contactsフォルダが未作成の状態のため、Contactsフォルダを入れておくことにより、初回時にWLMを起動したときにアドレス帳が入っていると思います。
旧Contacts内にDefaultフォルダとメールアドレスフォルダがある場合
旧Contacts内にDefaultフォルダとメールアドレスフォルダがある場合では、移行先の新しいパソコンにおいて、WLMを初回起動していない時に、バックアップしたContactsフォルダを元の場所にコピーしてください。
それから、Contactsフォルダの中のDefaultフォルダを消去し、メールアドレスのフォルダを「Default」フォルダに変更しましょう。
WLMを起動してからアドレス帳が入っているときには、MSアカウントにサインインしている前のアドレス帳が表示されていると思います。
すでに使用しているパソコンに移行する場合
新しいパソコンではなく、すでに使用しているパソコンに移行する場合では、既存のアドレス帳を上書きしない方がいいと思います。
すでに使用しているWLMの場合には、Contactsフォルダ内に存在している「フォルダ」を使用しているので、アドレス帳に移行するのは難しいと思います。
アドレス帳をカテゴリごと直接パソコンに移す方法
それでは、Windows Liveメールアドレス帳をカテゴリごと直接パソコンに移す方法をお伝えしましょう。まず最初は事前用意についてです。
事前用意
事前用意では、隠し属性フォルダの設定変更をしてください。以下で説明していきます。
隠し属性フォルダの設定変更
まず最初は、エクスプローラーを開いて「整理」を選び、「フォルダーと検索のオプション」を押しましょう。
「表示」タブを押して「隠しファイル、隠しフォルダー、、を表示する」にチェックを入れてください。続いて、「保護された、、、」のチェックを外します。
そして、外す時に警告画面が表示されます。その場合、「はい」を押して「OK」を押して以上終了です。
アドレス帳ファイルの移行手順
はじめに、移行元のパソコンのフォルダーをコピーし、移行先のパソコンのフォルダーにペーストしてください。次に、Windows Liveメールを起動することで、移行元と同じ状態でアドレス帳が開くと思います。
アドレス帳が消えてしまった場合の復旧手順
アドレス帳が消えてしまった場合には、前任者のプロファイルデータのプロパティから以前のバージョンを検索して過去のフォルダーを探してみてください。なお、Windows7のシャドーコピーの設定をしておきましょう。
Windows Liveメールのアドレス帳の仕組み
Windows Liveメールのアドレス帳の仕組みを以下の表にまとめました。
ファイル形式 | インポート | エクスポート | 使用するタイミング |
CSV | ○ | ○ | バックアップを取る時 |
WAB | ○ | × | データを移行する時 |
VCF | ○ | ○ | 別のメールソフトとアドレス交換をする時 |
アドレス帳ファイル | ○ | × 「アドレス帳」あるいは「Contacts」フォルダー内に保存されているものをインポートする時 |
まとめ
旧Contacts内がDefaultフォルダのみで新しいパソコンに移行する、もしくはDefaultフォルダとメールアドレスフォルダがある場合における方法をお伝えしています。