- iPhoneが発熱する原因
- 内部機器からの熱
- 外部環境の熱
- バッテリーの熱
- iPhoneが発熱しないための対処法
- iPhoneが熱い場合にしてはいけない間違った対処法
- 発熱したiPhoneの正しい冷却方法
iPhoneが発熱する原因
iPhoneを充電している時やアプリを操作した後など、触ったらなぜかiPhoneが熱いことはありませんか?このまま放置していては爆発するのではないかとか、iPhoneそのものが壊れるのではないかとか心配になりますよね。
iPhoneが熱い時の原因としては「内部機器からの熱」「外部環境の熱」「バッテリーの熱」の3つがあります。
ここではiPhoneが発熱する仕組みや、その冷却方法を解説します。iPhoneが熱い時の冷却方法には、正しい冷却方法と間違った方法がありますのでぜひ気を付けてください。
内部機器からの熱
iPhoneが熱い時の原因の一つに内部機器からの熱があります。これはアプリを長時間使用していたり、処理の重いアプリを利用していたり、複数のアプリを起動していたりすることで「CPU」の使用率が上昇するので発熱する仕組みとなっています。
内部機器からの熱
まずiPhoneが熱い時の原因に「内部機器からの熱」を挙げましたが、この発熱する仕組みについて解説します。
iPhoneの放熱の仕組み
CPUはスマホを動かすための頭脳と言える部位で、CPUに負荷がかかる操作を行うと処理時に発熱する仕組みとなっています。他にもiPhoneのデータフォルダ内に動画や写真、アプリなどが溜まりすぎている場合も容量不足でiPhoneが発熱しやすくなります。
このようにiPhoneを使用するときは発熱することは当たり前で、iPhone自体にも外部に放熱する仕組みが備えられています。
iPhone本体の金属部分に熱を逃して放熱する
一般的にゲーム機やパソコンもCPUへの負荷が高まると発熱しますが、ゲーム機やパソコンには冷却用のファンが備えられています。しかしiPhoneの場合は冷却ファンは搭載されていません。
なので発熱した時はiPhone本体の金属部分に熱を逃し放熱する方法で冷却されます。ただ外部に放熱する速度よりも発熱する速度が早いと、冷却が間に合わずiPhoneはどんどん熱を持つことになります。
またiPhoneのパターンやカバーなども外部への放熱を妨げてしまう場合があります。密閉度の高いカバーをつけていてiPhoneが熱いと感じるのであれば、他のパターンに変更するなどの対処法もひとつの手段と言えると思います。
外部環境の熱
次にiPhoneが熱い時の原因の一つである外部環境の熱からの発熱する仕組みについて解説します。
直射日光などで熱が内部にこもりやすくなる
夏など室温が高い中で使用している場合や直射日光がiPhoneの金属部分に直接当たる場合など、使用している外部環境が発熱の原因となることがあります。
iPhoneの内部からの熱をうまく放熱できない
例えば夏にiPhoneをポケットの中に入れておいたら本体自体を熱いと感じたことはありませんか?外部環境の温度が高くなれば、iPhoneも熱くなり易く冷めにくくなります。要するに気温の上昇がスマホの発熱の原因となることもあります。
iPhoneの本体を構成するCPUやカメラユニット、バッテリーなども発熱源になります。パソコンでは内部温度が上がると排熱用のファンなどで熱を下げることが可能ですが、iPhoneの場合は小型化や防水設計のためにそれがありません。
iPhoneの本体そのものから放熱するしかありませんが、外部環境の気温が高いと内部の熱を上手く放熱できないのです。
バッテリーの熱
iPhoneが熱い時はバッテリーの充電中の場合が多いです。最後にiPhoneの発熱の原因の一つであるバッテリーの熱からの発熱する仕組みについて解説します。
充電中は電力をバッテリーに供給している状態
iPhoneを充電している間は通電中ですので、電力をバッテリーに供給している状態となっています。
電池の充電も熱を発する仕組みの一つ
通常バッテリーは充電中は電池自体から発熱が起きます。これは正常な反応で自己発熱と呼ばれています。なのでスマホには放熱用のヒートシンクなどが組み込まれたり、効率よく排熱する構造を所持していたりします。
充電中のiPhoneを操作するのはおススメされていない
例えば就寝前など充電ケーブルに接続した状態でiPhoneを操作することがあるかもしれません。充電効率の面からも充電中のiPhoneを操作するのはおススメされていませんが、このバッテリーの充電も発熱する仕組みの一つです。
iPhoneのリチウムイオンバッテリーは熱によって劣化すると呼ばれています。充電していると発熱しますが、さらに操作することによってCPUの負荷でさらに本体が熱くなることとなりバッテリーが劣化してしまうと思います。
iPhoneが発熱しないための対処法
iPhoneが発熱しないための対処法としては、そもそも発熱の原因となる複数のアプリを動かすなどのCPUへの負荷、充電中の操作、直射日光を受けるなどを解決することはとても重要です。
iPhoneが熱い時は発熱の原因となっている処理の重いアプリを終了したり、利用していないアプリを終了したり、iPhone自体を再起動するなどの対処法を行いましょう。
複数の発熱要因が同時に発生することを避ける
解説したiPhoneの発熱の3つの要因のうち1つの要因のみであれば、異常といえるほどの発熱が起きる可能性は低いです。ただ複数の発熱要因が同時に発生することで、異常に発熱する場合があります。
「直射日光にあたる場所で充電」「充電中に処理の重いアプリや複数のアプリを操作」「室温の高い部屋でCPUに負荷がかかるアプリを操作」などが同時に発生することを、なるべく避けるようにしましょう。
外気が暑い場所で高負荷の処理を行わない
iPhoneのリチウムイオンは一般的に最高許容温度は45度と呼ばれていて、夏の車中など高温になる環境に放置しておくのも同じ理由で良くないと呼ばれています。
暑い場所で高負荷の処理を要求するゲームを行うなど、iPhoneに大きな負担をかける操作はさらに発熱を酷くさせるので使用しているアプリを終了することをおススメします。
使わないアプリはアンインストールする
iPhoneが発熱する原因にたくさんのアプリを同時に起動していることが挙げられますが、使い終わったアプリはきちんと終了させて、CPUへの負荷を減らしましょう。
サイズの小さいアプリや通信のないアプリでも同時に起動していればCPUへの負荷になり発熱します。使わないアプリをアンダウンロードすることもおススメの正しい対処法です。
アプリをダウンロードしてみたはいいものの、大半利用していないアプリもありますよね。不要なアプリはこまめにアンダウンロードしましょう。
iPhoneが熱い場合にしてはいけない間違った対処法
iPhoneが熱い時放熱させて冷ますのを待てずに色々な対処法で冷却を試みる人は多いです。冷却可能なと思っていもiPhoneが故障してしまう間違った方法を知っていますか?
これからiPhoneが熱い時やってはいけない間違った冷却方法を解説します。
発熱したiPhoneの正しい冷却方法
発熱したiPhoneを冷却する間違った方法を解説しましたが、これから正しい冷却方法を説明していきます。正しい方法で発熱したiPhoneを冷却するようにしましょう。
扇風機、冷房などで涼しい風をあてる
iPhoneが発熱した場合、うちわや扇風機、冷房から発生する涼しい風を当てるのは、正しい効果的な冷却方法です。これらの方法では水気による水濡れの心配もないため、問題なく冷却可能です。
風を当てるのはiPhoneの背面からが効果的
風通しのいい暗い場所にiPhoneを置き、風を当てるのはiPhoneの背面からが効果的です。iPhoneは発熱を避けるために背面部分をアルミ製に工夫がされているのでiPhoneの背面から冷やすのが正しい対処法と言えます。
最近はスマホグッズにも「冷却ファン付きのスタンド」や「スマホ用冷却台」などが販売されているので、利用してみるのもおススメです。
iPhoneのパターンやカバーをはずす
iPhoneをパターンやカバーで覆っている場合は、発熱したiPhoneが放熱するのを妨害している場合がありますのでパターンを外すことは正しく効果的な冷却方法です。
熱伝導率の高い金属の上に置く
発熱したiPhoneを熱伝導率の高い金属の上に置く冷却方法は、熱が分散されより早く冷却すことが可能な正しい対処法です。