みなさんはMacでDockerを使用していますでしょうか?
数年前から急に流行りだしたDockerをMacの環境で構築して試しに触ってみたいという方も多いかと思います。
そこでここではMacでDocker環境を構築可能なDocker for Macのダウンロード・インストール方法についてご説明していきます。
MacにDockerを手軽にインストールする方法
ここではhomebrewを使用してDocker環境を構築していきます。まだMacにhomebrewをインストールしていない人は下記の記事を参考にまず最初はhomebrewをインストールしましょう。
(はじめてhomebrewを使う人は基本的なコマンドは覚えておきましょう)
インストール
homebrewが使える状態で下記のコマンドを実行します。
コマンド実行後に「Installing Cask docker」や「successfully installed!」のような表示がされれば無事にインストールが終了となります。
コマンド2つでインストール可能なのはとても簡単です。
起動
Launchpadを開くと「Docker」のアプリケーションを発見可能なかと思います。
このDockerを押して起動しましょう。
初回起動時のみ、セキュリティのアラートが表示されます。そのまま開きましょう。
無事に起動されるとMacの上部のバーにDockerが出現します。常駐して起動する仕組みとなります。
Docker Hubのアカウントでログインが可能ですので、もしもアカウントを所持していない人は作ってログインしておくことをおススメします。
さて、Dockerが起動している状態でdockerコマンドを使用することが出来ます。試してみましょう。
バージョン情報
下記のコマンドでインストールされているdockerのバージョンがわかります。
$ docker --version
Docker version 18.09.2, build 6247962
コンテナリスト表示
dockerのコンテナの一覧を表示するコマンドです。
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
nginxを立ち上げてみよう
dockerでWEBサーバーのnginxを立ち上げてみましょう。dockerでは簡単に起動することが出来ます。下記のコマンドを実行します。
$ docker run -d -p 80:80 --name web nginx
最初はもちろんコンテナは空の状態ですが、上記コマンドで最新のnginxのdocker imageを自動でダウンロードしてきてくれます。
さて、この状態でnginxは立ち上がっていますので、ローカル環境が構築されているはずです。「http:、、localhost」にアクセスしましょう。
(もしも立ち上がらない人は別のローカルサーバーやポート80を使用しているアプリなどを閉じて再度実行してみて下さい)
無事にnginxが立ち上がっていて、nginxのデフォルトの画面が表示されています。
コンテナ停止
立ち上げたnginxは停止させておきましょう。いくつかやり人はありますが、docker stopを使った方法で停止します。
下記のコマンドで「CONTAINER ID」を取得可能です。
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
fafbb88e16a7 nginx "nginx -g 'daemon of…" 11 minutes ago Up 11 minutes 0.0.0.0:80->80/tcp web
「CONTAINER ID」を使用して下記のコマンドを実行します。
$ docker stop [取得したCONTAINER ID]