- GoogleドライブによるLINEトーク履歴バックアップと復元の気を付ける点
- Android版LINEでトーク履歴をバックアップする方法
- トーク履歴とLINEアカウントを引き継ぎ、新Androidスマホで復元する手順
GoogleドライブによるLINEトーク履歴バックアップと復元の気を付ける点
事前にいくつか知っておきたい気を付ける点があるので目を通しておきましょう。
GoogleドライブによるLINEトーク履歴バックアップと復元の気を付ける点
Googleドライブを使うにはGoogleアカウントが必要
トークルームの写真・動画は別途LINE Keepかアルバムに保存しておく
トーク履歴はいつでも復元可能な
AndroidスマホからiPhoneにはLINEトーク履歴を引き継げない
Googleドライブを使うにはGoogleアカウントが必要
LINEのトーク履歴バックアップには、「Googleドライブ」を使用します。Googleが提供するストレージサービスで、写真や動画、ファイルなどを無料で15GBまでアップロード可能です。
Googleアカウントを所持しているユーザーなら、誰でもすぐ使うことが可能です。Androidスマホを使用している場合、通常はGoogleアカウントがすでにスマホに登録されているはずなので、特別な作業などを必要とせずGoogleドライブが使えると思います。
トークルームの写真・動画は別途LINE Keepかアルバムに保存しておく
oogleドライブでのバックアップに限った話ではありませんが、トークルーム内で共有(送信)されているだけの写真や動画は引き継ぎのときに復元されず、消えてしまうおそれがあります。
大事な写真・動画は、あらかじめLINE Keepかアルバムに保存しておくとよいと思います。
バックアップしたトーク履歴はいつでも復元可能
Android版LINEでは、アカウント引き継ぎステップ中のタイミングに限らず、いつでもバックアップしたトーク履歴を復元可能です。
LINEアプリの「ホーム」タブ画面で設定ボタン
からトーク→トーク履歴のバックアップ・復元と進み、バックアップ時と同じGoogleアカウントを指定して復元するをタップすれば、バックアップしたトーク履歴を任意のタイミングで復元可能です。
AndroidスマホからiPhoneにはLINEトーク履歴を引き継げない
LINEのトーク履歴は仕様上、同じOS間(Android版LINE⇄Android版LINE、iOS版LINE⇄iOS版LINE)でのみ引き継いで復元することが可能です。
AndroidスマホでGoogleドライブにバックアップしたトーク履歴は、iPhoneでは復元できないというわけです。これは、iOSやAndroid OSの制約である以上、やり方がないことなのと思います。
また異なるOS間で機種変更をすると、トーク履歴以外にも以下のデータも引き継げなくなります。
異なるOS間で引き継げないデータ
トーク履歴
購入済みのLINEコイン残高
LINE Outのチャージ済みコールクレジット
LINE連動アプリ・サービスの情報(LINE GAME・LINEマンガ・LINE占いなどのアイテム)
Android版LINEでトーク履歴をバックアップする方法
LINEトーク履歴のGoogleドライブへのバックアップは、最初にGoogleアカウントの設定さえしてしまえば、たいていは数秒から数十秒ほどで終了します。
スマホの紛失や故障に備えて、機種変更の直前以外にも、日頃から気づいたときにバックアップをとっておくことをおススメします。
LINEアプリを最新版にアップデートする
事前用意として、トーク履歴をバックアップしたい端末のOSバージョン、および「LINE」アプリを最新版にアップデートしてください(古いバージョンでバックアップしたデータは、復元できなくなる可能性があります)。
バックアップ先のGoogleアカウントを選択する
LINEの「ホーム」タブから設定ボタン
を押し、設定メニューでトーク→トーク履歴のバックアップ・復元と進みます。
トーク履歴のバックアップ先であるGoogleドライブ(Googleアカウント)を設定するので、Googleアカウントを押します。
Androidスマホに登録してあるGoogleアカウント(Gmailアドレス)が表示されるので、新端末でも引き続き使用するGoogleアカウントを選び、OKを押して進んでください。
なお、表示されていないアカウントにバックアップを取りたい場合はアカウントを追加へ進みます。既存のGmailアドレスを記入するか、新規で作成したい場合は左下のアカウント作成を押し、案内に従って登録を進めましょう。
バックアップに使用するGoogleアカウントを選択後、LINEによる情報使用のリクエストが表示されたら許可を選びてください。
トーク履歴とLINEアカウントを引き継ぎ、新Androidスマホで復元する手順
LINEトーク履歴の引き継ぎ作業には、機種変更前に今まで利用していたスマホでおこなうことと、機種変更後に新しいスマホでおこなうことがあります。この引き継ぎ手順に従って操作すれば、トーク履歴以外にもLINEアカウント全体を問題なく新機種に移行可能です。
なお、ここで解説するのは、機種変更後に同じ電話番号を引き続き使う場合の引き継ぎ方法。大半のLINEユーザーが該当するはずです。
機種変更によって電話番号が変わるパターンや、フェイスブックアカウントを連携して利用しているパターンでは、必要な用意や復元手順が異なります。
機種変更に「前」新端末で必要な操作
機種変更の前後でやるべき主な引き継ぎ作業は以下の通り。難しい作業はないので、一つひとつ確実におこないましょう。
機種変更「前」に旧端末で必要な作業
LINEアプリとOSをアップデートする
LINEにパスワードが登録されているかをチェックする
トーク履歴のバックアップを最新にする
アカウント引き継ぎ設定をオンにする
1LINEアプリと端末のOSをアップデートする
機種変更の前に、旧スマホのLINEアプリのバージョンを必ずアップデートしておきましょう。LINEアプリのバージョンが旧スマホと新スマホとで異なると、アカウントやトーク履歴の引き継ぎが失敗するおそれがあります。
LINEのパスワードをチェックする
2019年2月のアップデートで引き継ぎ方法が大きくシンプル化され、原則として電話番号認証とパスワード記入だけでLINEアカウントを引き継げるようになりました。
その反面、パスワード未登録のまま引き継ぎをおこなうと、最悪の場合、データを引き継げない可能性があります。パスワードを登録しているかどうかは、事前に必ずチェックしておきましょう。あわせてメールアドレスのチェックあるいは新規登録も済ませておくと安心です。
LINEアプリの「ホーム」タブで設定ボタン
からアカウントを押します。
上の画像のように「電話番号」「メールアドレス」の項目に使用中のものが記載され、パスワードが「登録終了」となっていれば、いずれも正常に登録されています。
パスワードが未登録であれば、パスワードの欄を押して必ず登録してください。なお、すでに登録済の人も、パスワードの記憶があいまいであれば、再登録して正確なパスワードを把握しておくと安心です。
アカウント引き継ぎ設定をオンにする
引き継ぎの当日、アカウントを引き継ぐ設定を有効化させます。設定をオンにすると、向こう36時間は引き継ぎ設定が有効になった状態になります。
同じ電話番号への引き継ぎでは必要ありませんが、異なる電話番号への機種変更やフェイスブック連携のアカウントを引き継ぐときには必須の作業です。
「ホーム」タブの設定ボタン
→アカウント引き継ぎと押し、アカウントを引き継ぐのスイッチをタップ。チェックを求められるのでOKを選びて、アカウント引き継ぎ設定をオンに切り替えます。
もし36時間以内に引き継ぎができそうになければ、一旦オフに戻し、引き継ぎ作業が可能なようになった段階であらためて有効化させれば問題ありません。
旧端末での作業はここまでです。以降、新端末での作業に移動します。
機種変更「後」に新端末で必要な操作
新しいAndroidスマホを操作してLINEアカウントを引き継ぎ、トーク履歴を復元させましょう。
機種変更「後」に新端末で必要な作業
旧端末と同じGoogleアカウントで新端末にログインしておく
LINEアプリをダウンロードして起動する
電話番号を記入し、SMSに届いた番号を記入する
パスワードを記入する
トーク履歴を復元する
友だち追加設定・年齢チェックをする
スタンプ・絵文字・着せ替えの再ダウンロード、通知音・着信音などの再設定
1、旧端末と同じGoogleアカウントで新端末にログインしておく
バックアップ以外にも、トーク履歴の復元にも、Googleアカウントでログインする「Googleドライブ」を使用します。
LINEアプリの引き継ぎ操作をする前に、バックアップしたと同じGoogleアカウントで新端末にログインしておきましょう。
2、LINEアプリをダウンロードして起動する
新しいスマホにLINEアプリをダウンロードして、起動します。
LINE: Free Calls & Messages - Apps on Google Play
3、電話番号を記入し、SMSに届いた番号を記入する
ダウンロードが終了後、LINEを起動すると「LINEへようこそ」の画面が表示されます。はじめるを押してください。
次の画面で端末の電話番号を記入すると、SMSに認証番号が書かれたメッセージが届きます。この認証番号を記入しましょう。
4、パスワードを記入する
「おかえりなさい〇〇!」と、記入した電話番号に紐付いたLINEのアカウント名が表示されます。自分自身の情報で間違いなければ、はい、私のアカウントですを選んで進みます。
次の画面でパスワードの記入が求められるので、登録してあるパスワードを記入し→ボタンをタップ。これで、新しい端末で自分自身のLINEアカウントにログイン可能です。
パスワード記入後、「以前の端末ではLINEを使用できなくなります」というチェックのポップアップが表示されます。
ちゃんと引き継ぎの事前用意をしているなら、旧端末が使用できなくなってもOKのでOKを押しましょう。
5、友だち自動追加のオン・オフを設定
続いて、友だち追加設定のオン・オフを設定します。本設定の意味や仕組みがよく分からない人は、どっちもオフにしておくのが無難です。
「友だち追加設定」や「友だちへの追加を許可」の項目をオンにすると、アドレス帳に登録してある電話番号とLINEが紐付きます。結果として、会社の上司や元カレ元カノなどできれば繋がりたくない人が友だち追加されてしまう可能性があります。
6、トーク履歴を復元する
ここで、ようやくトーク履歴を復元可能なようになります。「トーク履歴を復元」の画面が表示されたらGoogleアカウントを選択を押します。
端末に登録しているGoogleアカウントが表示されるので、バックアップ先のGoogleアカウントを選びてください。
新端末でログインしているGoogleアカウントが異なる場合は、アカウントを追加を押して該当するアカウントにログインしましょう。ログイン終了後、LINEによるリクエストを許可するとトーク履歴が復元されます。
Googleアカウントを選択すると、前回のバックアップ:の項目にバックアップしたトーク履歴の情報が表示されるはず。チェックできたら、トーク履歴を復元を押しましょう。これで新端末へのトーク履歴の引き継ぎは終了です。
旧端末のLINEアプリでバックアップが取れたら、新端末のLINEアプリを開きます。Android版LINEではトーク履歴をいつでも復元可能なので、新端末での引き継ぎ作業を終了させてからトーク履歴を復元させることも可能です。
6、年齢チェックをする
最後に、必要であれば年齢チェックをおこないます。
年齢チェックは、LINE IDや電話番号による友だち検索・追加をおこなうときに必要なものです。普段からLINE IDを利用している人は、年齢チェックをするを押し、指示に従って年齢チェックをおこなってください。引き継ぎ終了後にも設定可能なので、先を急ぎたければ後回しにしても大丈夫です。
なお、年齢チェックが可能なのは、NTTドコモ・au・Softbankとワイモバイル、LINEモバイルのみです。基本的に格安SIMユーザーは年齢チェックをできないようになっています。
LINEの「年齢チェック」はどんなとき必要? 格安SIMなどで年齢認証できない場合の対処法も
これでLINEアカウントの引き継ぎは終了。無事にデータを引き継げているかチェックしましょう。