Windowsのパソコンでファイルを色々と保存していて、気づいたらHDDの容量が残り少なくなっていた・・・というパターンは、パソコンのライトユーザー・ヘビーユーザーのどっちも悩まされる課題です。
Windowsのシステムファイルが入っているCドライブにファイルを保存しすぎて、パソコンの動作が重くなったりアップデートが行えなくなってしまうということはライトユーザーにはありがちですし、ヘビーユーザーでもCドライブの空き容量を埋めないように別のHDDを搭載して対策しても、プログラムを増やしたりシステムファイルの追加によっていつの間にかCドライブの空き容量が減ってしまうことがあります。
なのでHDDのファイル整理を行って空き容量を作ることは必要で、特に不要になった容量の大きいファイルを消去することが重要になってくるのですが、なかなかこの「不要だけど容量を食っているファイル」を見つけるのは難しいですよね。
ここでは、フリーソフト「Diskinfo」を使用してファイルの中身を知り、不要なファイルを消去してHDDを整理する方法をご説明していきます。
DiskInfo
それでは、Diskinfoがどういったソフトウェアなのか・安全なのか・ダウンロード方法について説明します。
Diskinfoってどういうソフト?
Diskinfoは、HDDやSSDを解析してドライブ内のフォルダがどれだけの容量があるのかをグラフで表示してくれるディスクの使用状況表示ソフトです。画像のように、グラフでどれだけドライブの容量を使用しているのか一目で分かるのが便利ですね。
Diskinfoは窓の杜やVectorなどのソフトウェア解説サイトからダウンロードすることが可能です。フリーソフトなので無料で使用することが可能です。
Diskinfoの安全性
DiskinfoはHDDを解析するソフトなので、安全かどうか怪しい・個人情報を盗まれてしまうのでは?と不安になるユーザーもいらっしゃるかと思います。
結論から先に申し上げますと、Diskinfoは安全なフリーソフトです。アンチウィルスソフトを使ったスキャンでもマルウェアなどは検知されず、また勝手に個人情報を開示するようなプログラムもありません。
Diskinfoは10年以上前から多くのユーザーに使用されてきたソフトで、2019年現在もバージョンアップが行われています。シンプルなUIをしており、簡単にドライブ内の情報をチェック可能なことから評判がとても良いソフトです。
Diskinfoのダウンロード方法
それでは、Diskinfoをダウンロードしてみましょう。ここでは、窓の杜からのダウンロードしてみます。
下記リンク先のダウンロードページにアクセスしたら、「窓の杜からダウンロード」ボタンを押してzipファイルをダウンロードします。32bit版と64bit版がそれぞれ用意されているので、使用しているパソコンのビット数のものをダウンロードしましょう。
「DiskInfo」フォルダー内のファイル占有率を表示 - 窓の杜
DiskInfoの使用方法
Diskinfoを使用してドライブを解析する方法と、解析情報の見方・解析情報から消去すべきファイルを探す方法を説明します。
Diskinfoを起動・ドライブを解析する
ダウンロードした「diskinfo643、3、7、0、zip」を解凍して作られたフォルダ内の「DiskInfo3、exe」を起動しましょう。ダウンロード形式ではないので、Diskinfoがそのまま起動します。
Diskinfoのウィンドウ左上に表示されているメニューから「解析」ボタンを押しましょう。
フォルダー選択ウィンドウが表示されるので、解析したいHDD・SSDを押して選んでから「OK」ボタンを押しましょう。
ドライブの解析が行われるので、しばらく待ちましょう。
ドライブの解析が終了すると「解析時情報」ウィンドウが開き、ディスク容量・空き容量・使用量・使用率などが表示されます。チェックしましたら「閉じる」を押してウィンドウを閉じましょう。
解析時情報ウィンドウを閉じると、ドライブの解析結果が表示されます。
ドライブ解析結果の見方・ファイルの消去
ドライブ解析結果一覧はエクスプローラーのようになっており、左側の欄はフォルダツリー・右上のウィンドウは子フォルダの使用率一覧・右下は子フォルダ内ファイルの使用率一覧となっています。
フォルダ使用率一覧の表示項目「グラフ」を押して降順出しることで、フォルダを使用率順に並べることが可能です。これで、どのフォルダがディスク容量を食っているのかが中身をチェックせずとも一目で分かりやすくなります。
あとは通常のエクスプローラーと同様に、使用率の多いフォルダをダブル押して階層を下っていき、サイズの大きい不要なファイルを見つけましょう。不要なファイル・フォルダを消去する場合は、右押して選びましょう。
右クリックメニューが表示されたら「削除」を押してファイル・フォルダを消去しましょう。
HDDを解析して、ドライブ内の使用率が高いフォルダをチェックして、フォルダ内で使用率の高い不要ファイルを消去する。この循環を繰り返すことで、不要なファイルを消去してドライブを整理していきましょう。
ファイル消去に関する気を付ける点
ファイル消去に関する気を付ける点ですが、ドライブ内の使用率が高くても消去してはいけないファイルは当然あります。
例えばCドライブ内を使用率順に並べた場合、大体の場合は「Windows」フォルダが上のほうに表示されますよね。使用率が高いからWindowsフォルダを消去しよう!と言って消去しようとすると、パソコンの大事なファイルが消えてしまう可能性があるためとても危険です。
※システムに関するファイルは基本的には消去することが可能でせんが、消去可能なけど重要なファイルというものもあります。システムに関するファイルは消えないからとりあえず消去ボタンを押してみよう・・・ということがないようにしてください。
Diskinfoでファイル・フォルダを整理するときには、容量だけを見るのではなくどういったファイル・フォルダなのかもちゃんととチェックして消去するようにしましょう。
もし消去しようとしているファイルがどういったファイルなのか分からないのであれば、ひとまず消去しないでインターネットで検索するなどして調べましょう。これだけで重要なファイルを消してしまう可能性を大きく減らすことが可能です。
1回ファイルを消去してしまうと、復旧はとても困難です。Diskinfoでの解析はお手軽ですが、ファイル消去の気を付ける点についてちゃんとと感知して消去を行いましょう。