WinSCPでは色々な方法でサーバーに接続することが可能です。
ですが、なぜかサーバーに接続できないといった問題に悩まされることもあると思います。
そのような現象が発生してしまう原因について解説します。
ホスト名やパスワードを間違えている
かなり単純なミスですが、一番やってしまいがちなミスでもあります。
ホスト名に余計なスペースが入っていたり、パスワードの大文字小文字を間違えているだけでも接続にヘマをしてしまうので注意しましょう。
転送プロトコルを間違えている
WinSCPは転送プロトコルを「FTP・SFTP・SCP・WebDAV・Amazon S3」から選択可能です。
ですが、転送プロトコルの選択を間違えるとホスト名やパスワードなどが全部正しかったとしても接続に失敗します。
特にFTP・SFTP・SCPは見間違えやすいので気を付けてください。
ポート番号を間違えている
レンタルサーバーを使用するときにありがちなトラブルです。通常、FTP接続するときに使用するポートというのは、FTPなら20番・21番、FTPSなら990番、SFTPなら22番ポートがデフォルトですが、レンタルサーバーは意図的にこのポート番号を変更していることが多いです。
なので、ホスト名やパスワードなどの接続に必要な情報が全部揃っていたとしても、ポート番号を間違えているという単純なミスで接続できないということが多いです。
レンタルサーバーを使用している場合は必ず、公式Q&Aページで使用するポートをチェックするようにしましょう。
サーバーが停止している
当然ですがWinscpで接続する場合はサーバーが稼働中でなければなりません。
もし、これまで何事もなく接続できていたサーバーが突然接続できなくなった場合は、サーバーが停止していないかどうかも疑いましょう。
SSHキーを無効化している
公開鍵が含まれているファイルを設定しても繋がらない、SSH接続で何度設定し直してもSSH接続に失敗するという場合は、使おうとしているSSHキーが無効になっている可能性があります。
SSHキーは発行後に無効化することが出来るので、もしかしたら1回発行したもののその後無効化したSSHキーを使おうとしているかもしれません。
この場合、サーバーデータへのアクセスが拒否されているだけでサーバーへの接続には成功しているため「接続が拒否されました」といったエラーが表示されます。
SSH接続に限らず、サーバーにはつながったもののパスワード違いなどで接続を維持できない場合は「接続が拒否されました」と表示されるので覚えておくと良いと思います。
新しくSSHキーを発行してもう1回接続を試してみてください。
WinSCPでサーバーに接続できない場合の対処法
どうしてもWinSCPでサーバに接続できないと言う場合があると思います。その場合は以下のことを試してみてください。
接続設定を一から再作ってみる
既存の接続設定をどれだけ変更しても接続に失敗する場合は、試しに一から接続設定も作り直してみてください。
もしかしたら、変更してはいけない設定を知らないうちに触ってしまっており、それが原因でサーバー接続にヘマをしている可能性があります。
接続設定を作り直す作業はそこまで時間がかからないので1回実践してみてください。
別の接続方法を試してみる
サーバーへの接続方法を複数用意している場合(FTP接続とSSH接続など)は、ほかの方法での接続を試みてみましょう。
別の方法で接続に成功した場合は、失敗する接続方法関連で設定ミスが起きている可能性があります。
ほかのFTPクライアントでも同様な症状が発生するか確かめる
何をやってもつながらないのであれば、試しにほかのFTPクライアントソフトでも試してみましょう。
有名な FTP クライアントソフトだと、FFFTPやFileZillaがありますので、そちらでログインが成功するかどうか確かめてみましょう。どのFTPクライアントもの使い人はWinSCPと大半同じです。
もし、他のFTPクライアントソフトで接続可能なという場合は、WinSCP本体や設定に問題がある可能性があります。
どこを直せばいいのかわからないということであれば、再ダウンロードして初期化してみましょう。
まっさらな状態に戻せるので、再設定したらすんなりアクセスできた、という結果を得られる可能性があります。