皆様が使用しているパソコンのハードディスクをチェックすると、思っていた以上に空き容量が少なくて驚いたといったパターンに遭遇したことはありませんか?パソコンでは気づかないうちにジャンクファイルが溜まってしまっていることがあります。
ジャンクファイルとは「不要なファイル」の意味で、主にWindowsの一時ファイル・ごみ箱のファイル・Windows Update等のプログラムファイル・インターネット一時ファイルのことを指します。
ジャンクファイルを消去するメリット
パソコンを使用していてジャンクファイルが溜まってしまうと、ハードディスクなどのストレージ容量を圧迫します。ストレージ容量の空き容量が不足すると、ファイルやプログラムの読み込みに時間がかかるなどパソコンの動作が重くなるといった形で影響が出ます。
そこでジャンクファイルを消去してストレージの空き容量を確保することで、そのような動作に関する症状を回避することが可能です。またジャンクファイルはかなりの容量になっていることが大半なので、消去することで使える空き容量が増えますよ。
ジャンクファイルを消去する方法
それでは、Windowsパソコンのジャンクファイルを消去する方法について説明します。
Windows一時ファイルの削除方法
Windowsでは、Windows Updateのログファイル・アプリケーションが一時的に保存するファイル・サムネイル画像などの一時ファイルがシステムドライブに保存されて蓄積されます。しかし、この一時ファイルはかなりの容量を食っていることが多いため、一時ファイルを消去することでストレージの空き容量を増やすことが可能です。ここではWindows10での一時ファイルの消去方法を説明します。
デスクトップ画面左下のスタートボタンを押してスタートメニューを開き、「設定」を押しましょう。
Windowsの設定が開くので、「システム」を押しましょう。設定画面が開いたら、左側メニューの「ストレージ」を押してストレージ項目を出します。
ストレージの一覧が表示されるので、システムドライブの「一時ファイル」を押しましょう。一時ファイルの内訳が表示されるので、消去したい項目のチェックボックスをオンにして「ファイルの消去」ボタンをクリックすることで一時ファイルを消去することが可能です。
ごみ箱の中のファイルを消去する
不要なファイルを消去すると、まず最初はごみ箱への移動が行われます。ごみ箱に移動されたファイルはすぐに消去されるのではなく、ごみ箱に入れてから30日が経過することで初めて消去が行われます。
しかし、大きな容量のファイルを立て続けに消去した場合などはそのまま30日間残られても困ってしまいますよね。この場合はごみ箱の中のファイルを手動で消去しましょう。
ごみ箱の中のファイルを消去するには、デスクトップ画面のごみ箱を右押してメニューの「ごみ箱を空にする」をクリックすればすぐにごみ箱に入れられたファイルの消去が行われます。
また、ごみ箱を開いてファイルを右押してメニューの「消去」からも消去することが可能です。
ディスククリーンアップからジャンクファイルを消去する
Windowsにはディスククリーンアップというクリーナーツールが搭載されているのでこれを使用してジャンクファイルを消去することが可能です。
デスクトップ画面左下のスタートボタンを押してスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windows管理ツール」フォルダを展開して「ディスククリーンアップ」を押しましょう。
最初にクリーンアップを行うドライブの指定を行います。システムドライブを選びて「OK」を押しましょう。
ディスクの読み込みが終了したあとディスククリーンアップが起動します。ディスククリーンアップでは、Windows Updateのクリーンアップ・Windowsアップグレードログファイル・インターネット一時ファイル・配信の最適化ファイル・一時ファイル・縮小表示(サムネイル)などをクリーンアップして消去することが可能です。消去したい項目のチェックボックスをオンにしてから「OK」ボタンを押してジャンクファイルを消去しましょう。
ジャンクファイル消去に関連する情報
ログファイルの消去
システムドライブ内の「Windows\Logs\CBS\」には各種ログファイルが溜まっていきます。このフォルダ内にあるログファイルは「Windowsの機能追加・更新プログラムの適用時や消去の実行時・あるいはエラーが発生した時の情報を記録したログのバックアップファイル」というものです。その性質上肥大化しやすいですが、消去してもOKファイルなので消去してみましょう。
Installerフォルダを消去する
システムドライブの「Windows\Installer」フォルダには、Windows Updateのインストーラー・パッチファイルなどが保存されています。
こちらもファイルの容量が大きいものが保存されるので、あっという間に数GB~数十GBもの容量を食ってしまうことが大半です。しかもInstallerフォルダの中身は通常の方法では消去することができないのが厄介なところです。下記リンク先の記事では、このInstallerフォルダの消去方法を説明しています。