家族アカウント
ここではWindows10を搭載したパソコンを家族で使用するときに、家族1人ひとりでWindowsアカウントを使い分けるための家族アカウント追加方法をご解説します。まず、アカウントを追加するその前に、Windows家族アカウントについてご解説します。
家族ごとの個人アカウントのこと
家族アカウントとは、その名のごとく、家族ごとのWindows用の個人アカウントのことを指します。
お父さん、お母さん、子供などでWindowsアカウントを追加し、使い分けることで、デスクトップやそれぞれのフォルダーに保存したデータが、他のユーザによって操作されることを防ぐ事も可能です。
家族アカウントを設定するメリット
ここからは、Windowsに家族のメンバーを追加するメリットをご解説します。Windows10に家族アカウントを追加することで、デスクトップなどの個人用フォルダーを確保することが可能なことは、メリットの一つです。
アカウントごとの使用時間の設定が可能
Windows10に家族とその他のユーザーアカウントを追加するメリットは、アカウントごとに使用時間を設定することです。子供のインターネット使用時間は1時間までとルールを決めたら、その設定をすると、アカウントごとに制限をすることが可能です。
特定のプログラム、サイトへのアクセスを制限
また、家族とその他のユーザーを作ることで、Windows上の大事なデータや、扱いが複雑なソフトウェアを子供などの特定のユーザー以外の使用を制限することも可能です。
家族アカウント作成の事前用意
ここからは、家族のメンバーを追加する前の事前用意についてご解説します。メールアドレスをお持ちでない場合でも、電話番号をお持ちでない場合でもMicrosoftアカウントを作成することが可能です。
Microsoftアカウント
Microsoftアカウントとは、Microsoftが提供するサービスを使用するのでのアカウントです。
ローカルアカウントを追加するよりも、Microsoftアカウントで追加・登録すると、Windows以外にも、OutlookメールやSkypeなどのソーシャルメディアを使用することが可能です。
作成のやり方
ここではローカルアカウントではなく、Microsoftアカウントで追加するので、Microsoftアカウントを登録し、Windowsに家族アカウントを追加する方法をご解説します。下記のリンクからMicrosoftアカウント作成ページにアクセスします。
Microsoftのアカウント作成サイトにアクセスすると、上記の図のようなページが出ますので、赤枠の「Microsoftアカウントを作成」を押します。
アカウントを作成するときに、現在お持ちのメールアドレスを使用することが可能です。この方法でMicrosoftアカウントを作成する場合は、ここにお持ちのメールアドレスを記入します。
また、現在お持ちのメールアドレスがない、あるいは新規でメールアドレスを取得したい方、電話番号で登録したい人は、記入項目の下から選び、新規取得したいメールアドレスを記入、もしくは電話番号を記入します。
登録したいアカウントのパスワードを登録します。パスワードはアカウントへのログインのときにも必要になります。その下の項目の一番下には、メールでMicrosoftの案内を受信するかどうかを選び、「次へ」を押します。
最後に、アカウントの登録が不正にアクセスされた端末でないことを示すため、二段階認証を行います。画面に表示されている文字画像を記入します。また、この認証は音声での認証方法もあります。
以上の記入項目が終了すると、Microsoftアカウントの作成が終了します。OneDriveやSkype、OneNoteやOutlookが使用可能なようになります。また、2段階認証の電話番号登録もここで行います。
これで主なMicrosoftアカウントを登録する作業は終了しました。次の作業は、Windowsに家族アカウントを追加するになります。
自動ログイン可能なユーザーの設定やり方
次に、Windowsが起動したときに、自動的にログインされるユーザーの設定方法をご解説します。WindowsキーとRキーを同時に押します。すると、上記の図のような「ファイル名を指定して実行」という画面が表示されますので、「netplwiz」と記入します。
すると、上記のようなポップアップが表示されますので、中央部分のユーザーを押して、赤枠の「ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの記入が必要」という項目があります。
これにチェックが入っている場合は、Windowsユーザー名とパスワードを記入する必要があります。逆にチェックを外すと、Windowsユーザー名とパスワードを記入する必要なく、自動的にログインすることが可能です。
家族アカウントの新規作成方法
ここからは、Windows10に家族アカウントを追加する方法をご解説します。家族のメンバーを追加するにあたって、先ほど作成したMicrosoftアカウントを使用しますので、追加するアカウントのメールアドレスとパスワードを用意しておきます。
スタートメニューから設定を開く
まず最初は、スタートメニューを押し、スタートメニューアイコンの2つ上あたりにある、上記の図のような歯車の絵のアイコンを押します。
するとWindowsの設定の画面が表示されますので、「アカウント」を押します。
アカウント内の家族とその他のユーザーを選択
左側の項目から、「家族とその他のユーザー」を押します。
家族のメンバーを追加を選択
上記の図のような画面になったら、赤枠の「家族のメンバーを追加」を押します。
お子様、保護者を追加するで任意の方を追加
すると、上記のような表示が出ますので、追加するアカウントが、子ども用なのか、大人用なのかを選び、先ほど作成したMicrosoftアカウントのメールアドレスを追加します。
メールアドレスの作成画面でメールアドレス、パスワードを記入
先ほど、Microsoftアカウントを作成しましたが、もし作っていない場合は、この画面から追加することも可能です。同様に、すでにお持ちのメールアドレスでの登録や、電話番号での登録も可能です。
電話番号を記入
アカウントを追加のときに、メールアドレスを選びた場合、もしもパスワードを忘れた場合や、2段階認証する上で必要な電話番号を登録する必要があります。
作成終了後サインインが可能なかチェック
すべての記入が終了すると、上記の図のような画面になり、追加したアカウントがあることをチェックしたら、Microsoftアカウントのパスワードでログインできたら、家族アカウントの追加作業は終了します。
家族アカウントの追加方法
ここからは、既にMicrosoftアカウントをお持ちのWindowsアカウントを追加する方法をご解説します。
追加のやり方
Windows10に家族アカウントを追加する方法を以下でご解説します。
スタートメニューから設定を開く
まず最初は、スタートメニューを押し、スタートメニューアイコンの2つ上あたりの歯車のアイコンを押し「設定」を開きます。
アカウント内の家族とその他のユーザーを選択
Windowsの設定が表示されますので、「アカウント」を押します。
左側のタブから「家族とその他のユーザー」を押します。
「家族のメンバーを追加」を押します。
お子様、保護者を追加するで任意の方を追加
ここに、追加するアカウントのメールアドレスを記入します。
メールアドレスを記入してサインイン
先ほど、メールアドレスを記入する場面がありましたが、記入するMicrosoftアカウントのメールアドレスをお持ちでない場合もあります。
そのときは、「追加するアカウントがメールアドレスを所持していません」が表示されますので、押して新規作成、あるいは既存のメールアドレスで登録を選択することで登録することが可能です。
家族アカウントの設定方法
ここからは、Windows10に追加した家族アカウントの管理・設定を行う方法をご解説します。
家族、子供アカウントの使用制限の設定
近年では、子どもがパソコンにさわる機会も多いです。そこで、子どもが安全に、かつ使用方法を制限し、保護者は安心してWindowsパソコンを使わせることの可能な設定をすることが可能です。
最近のアクティビティ
以下のリンクから、保護者アカウントにログインし、Windows10に追加した家族アカウントをオンライン上で設定することが可能です。まず最初は「最近のアクティビティ」。Windowsの使用履歴等をチェックすることが可能です。
コンテンツの制限
「コンテンツの制限」は、Microsoftストアなどで追加コンテンツ等を購入するときに保護者の許可を求めるなど、アクセス制限や購入制限を設けることが可能です。
家族アカウントの消去方法
ここからは、Windows10に追加した家族アカウントを消去する方法をご解説します。
消去のやり方
まず最初は、スタートメニューを開き、「コントロールパネル」を検索します。その後に「ユーザーアカウント」を押します。
次に、「ユーザーアカウントの消去」を選びます。
消去したい家族アカウントを選びます。
「アカウントの消去」を押します。
消去する家族アカウントのユーザーフォルダに保存していたデータを消去するか、保持するかを選びます。
最後にチェックで、「アカウントの消去」を押して、家族アカウントの消去が終了します。