「このフォルダーにアクセスする許可がありません」
Windows10パソコンでフォルダにアクセスしようとしたりファイルを保存しようとした時に、フォルダの所有者なのにもかかわらず「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と表示されてアクセスできないことがあります。
また、Windowsを7・8の古いバージョンのパソコンをWindows10にアップデートしたときに、別のドライブのHDDやSSDにアクセスしようとしたらこの表示が出てしまうことも多いです。この表示が出てしまうとフォルダにアクセスできなくなるので、ファイルの読み込みや保存が行えなくなってしまいます。
ここでは、Windows10で「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と表示されてしまう場合の解除方法をご説明していきます。
「このフォルダーにアクセスする許可がありません」の対処法
「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と表示が出てしまう場合、疑うべきなのは「アクセス権」です。
アクセス権の所有者情報がおかしくなっていたり、勝手に変更されて解除されている場合があるため、アクセス権を与えてアクセス許可状態にする必要があります。
管理者権限のアカウントであれば「このフォルダーにアクセスする許可がありません」のエラーメッセージに「「続行」をクリックすると、このフォルダーへの永続的なアクセスを取得します。」と表示されることが大半なので、「続行」をクリックすることでアクセス許可が得られます。
もし「続行」を押してもアクセス許可ができない場合は、そのフォルダのセキュリティ設定を変更する必要があります。
アクセス権を設定したいフォルダを右押してメニューの「プロパティ」を押しましょう。
フォルダのプロパティが表示されたら、画面上部の「セキュリティ」タブを押して開きましょう。ユーザー一覧が表示されているので、その下に表示されている「編集」を押しましょう。
アクセス許可を与えたいユーザー名を押したら、下部に表示されている項目欄の「古コントロール」の「許可」チェックボックスを押してオンにしてから「OK」を押しましょう。これでアクセス権が付与されます。
もしセキュリティタブに「このオブジェクトのプロパティを表示するには、読み取りアクセス許可が必要です。」と表示されている場合は、「詳細設定」ボタンを押します。
続いて表示されるフォルダのセキュリティの詳細設定ウィンドウで「続行」ボタンを押しましょう。
ユーザーあるいはグループの選択ウィンドウが表示されるので、「詳細設定」ボタンを押してから「検索」ボタンをクリックすると、検索結果にアカウント一覧が表示されるので、使用中のアカウントを選んで「OK」を押しましょう。
アクセス権を変更したいユーザー名を押して選びたら、「追加」ボタンを押しましょう。
「プリンシパルの選択」を押したら「ユーザーあるいはグループの選択」と同じ方法でユーザーを選んで、「基本のアクセス設定」の一覧から「フルコントロール」のチェックボックスを押してオンにしてから「OK」を押しましょう。
この後は「セキュリティ」タブの編集からフルコントロールの許可を付与することで、フォルダのアクセスが行えるようになります