Windowsのパソコンでは、OSに異常が発生した場合にエラーコードの表示された青い画面が出現します。
この青い画面のことを「ブルースクリーン(ブルスク)」と呼ばれています。
ブルースクリーン(ブルスク)
Windows10では、ブルースクリーンは画像のように英語ではなく日本語で表示されるようになったため分かりやすくなりました。
また、QRコードが貼られており、QRコードリーダーを通してヘルプページを見ること可能なようになっているため、ユーザー側で原因が分かりやすくなる配慮もされています。
Windows10でブルースクリーンが発生した場合は一定時間後に再起動が行われますが、再起動しない場合もあります。再起動しない場合は電源ボタンを長押しして強制終了を行うしかありません。
強制終了はパソコンに悪影響を及ぼすため、もしブルスクが頻発して起きる場合は原因を調べて早急に改善を行いましょう。
Windows10のブルースクリーンの原因
それでは、Windows10のブルースクリーンの原因と対処法をご解説します。
エラーコードのチェック
ブルースクリーン発生時に、文章の一番下に「停止コード(stoパソコンode)」が表示されます。ここにエラーコードが表示され、エラーコードの種類によって原因を特定することが可能です。
エラーコードは「CRITICAL_PROCESS_DIED」「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」など色々なものがあります。
まず最初は下記リンク先のMicrosoftのトラブルシューティングを参考にしてみましょう。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/14238/windows-10-troubleshoot-blue-screen-errors
上記のトラブルシューティングを行いある程度原因を絞り込めたら、対処を行いましょう。下記に対処法を列挙します。
ドライバ・アプリケーションを更新するorアンダウンロードする
下部の「失敗した内容」
停止コードの下部に「失敗した内容」として「〇〇、sys」など、ブルスクの原因となったファイルがログとして表示されます。
このファイル名を検索サイトなどで調べてみましょう。
大半の場合はドライバやアプリケーションが関わっているので、検索してどのドライバ・アプリケーションなのか原因を特定しましょう。
特定が終了したら早速更新を行いましょう。
アプリケーションの場合は最新バージョンをダウンロードするか、ブルスクが発生する前のバージョンをダウンロードしましょう。
ドライバを更新するには、デバイスマネージャーを開く必要があります。デスクトップ画面左下のスタートボタンを押してスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを開き「コントロールパネル」を押しましょう。
コントロールパネルが表示されたら「ハードウェアとサウンド」を押します。
ハードウェアとサウンドメニューが表示されたら「デバイスマネージャー」を押しましょう。
デバイスマネージャーが開いたら原因のデバイスを右押して、メニューの「ドライバーの更新」を押しましょう。
ドライバの検索方法を尋ねられるので「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックすると、インターネット上からドライバを検索して自動ダウンロードしてくれます。
もしドライバのアップデートが見つからなかった場合は、ドライバをアンダウンロードしましょう。デバイスマネージャーで原因のデバイスを右押して、メニューの「デバイスのアンダウンロード」をクリックすることでドライバをアンダウンロード可能です。
セーフモードで起動してみる
問題のドライバやアプリケーションをアンダウンロードできない場合は、セーフモードで起動して消去を行いましょう。
スタートメニューで「電源」を押し、電源メニューでShiftキーを押しながら再起動ボタンを押しましょう。
オプションの選択画面が表示されるので「トラブルシューティング」を押します。
トラブルシューティング画面が表示されたら「詳細オプション」を押しましょう。
詳細オプションメニューでは「スタートアップ設定」を押します。
スタートアップ設定が表示されたら「再起動」ボタンを押しましょう。
再起動後に再びスタートアップ設定が表示されます。セーフモードでの起動は項目4~6になるので「数字キーの4~6」か「F4~F6キー」を押してセーフモードを起動しましょう。
セーフモードが起動したら、問題のドライバやアプリケーションを消去しましょう。
機器に問題がある場合
パソコンに接続している機器や内部のパーツが原因でブルースクリーンが発生する場合、機器のドライバに問題があるのか機器自体に問題があるのかチェックしてみましょう。
上記のドライバの更新を試してもブルースクリーンが起きる場合は、機器を取り外してパソコンを起動してみてブルースクリーンが発生するかどうかチェックしてみて、ブルースクリーンが発生しないのであれば原因の機器を別の物に交換しましょう。
機器に異常がなくても、接続に問題があったり電源供給が足りていない場合もあります。そのような場合はパソコンの機器の接続状況を見直してみましょう。
Windows Updateを最新の状態にする
OSに問題がある場合は、Windows UpdateでOSをアップデートすることにより解決することが可能です。
デスクトップ画面左下のスタートボタンを押してスタートメニューを開き、「設定」ボタンを押しましょう。
Windowsの設定ウィンドウが表示されたら「更新とセキュリティ」を押しましょう。
設定画面が表示されるので、左側メニューの「Windows Update」を押してWindows Updateメニューを開き「更新プログラムのチェック」ボタンを押しましょう。
更新がある場合はダウンロードが行われます。