Windows10のエクスプローラーでは、画像などは縮小画像がサムネイル化されるのですが、PDFファイルはデフォルトではサムネイル表示されないようになっています。
PDFがサムネイル表示されない場合、画像のようなPDFアイコンが表示されます。
しかし、ビジネス用などでPDFファイルをフォルダにまとめている場合、サムネイルではなくこのアイコンが表示されていると一覧表示で通常アイコンがずらっと並ぶため、パッと見でどのPDFがどういった内容のものなのか分からなくなってしまうので困ります。
そこでここでは、Windows10のエクスプローラーでPDFファイルがサムネイル表示されない場合の対処法についてご説明していきます。
Windows10のエクスプローラーでPDFのサムネイルが表示されない場合の対処法
それでは、Windows10のエクスプローラーでPDFをサムネイル出しる方法をご解説します。
Adobe Acrobat Reader DCを導入する
Windows10ではデフォルトのPDFビューアーが「Adobe Acrobat Reader DC」ではなくブラウザの「Microsoft Edge」になっています。
PDFをサムネイル表示にするには、まず最初はAdobe Acrobat Reader DCをダウンロードしましょう。フリーソフトなので無料で使用することが可能です。
下記リンク先の公式サイトに移動したら、「今すぐダウンロード」ボタンを押してインストーラーをダウンロードしましょう。
中央に表示されている提供オプション(McAfee製品)はデフォルトでチェックが付いていますが、不要なのでチェックを外しておきましょう。
インストーラーを起動すると、自動的にAdobe Acrobat Reader DCファイルのダウンロードが行われます。
ダウンロードが終了したら、「Adobe Acrobat Reader DCを起動」のチェックボックスを押してオフにしてから「終了」ボタンを押しましょう。関連付けを行うので、まだAdobe Acrobat Reader DCは起動しません。
Adobe Acrobat Reader DCをPDFファイルに関連付けする
Adobe Acrobat Reader DCをダウンロードしたら、PDFファイルを右押して、右クリックメニューの「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」を開きましょう。
「このファイルを開く方法を選んでください。」ウィンドウが表示されたら「Adobe Acrobat Reader DC」を選びて「常にこのアプリを使用して、pdfファイルを開く」のチェックボックスを押してオンにしましょう。
そして「OK」ボタンをクリックすることでAdobe Acrobat Reader DCがPDFファイルをに関連付けされるようになります。
Adobe Acrobat Reader DCでサムネイル表示設定を行う
Adobe Acrobat Reader DCを起動して、画面上部ツールバーの「編集」を押しましょう。
メニューが表示されるので、一番下に表示されている「環境設定」を押します。
環境設定ウィンドウが表示されるので、左側メニューの「一般」を押して選びます。
「基本ツール」項目にある「Windows ExplorerでPDFサムネールのプレビューを有効にする」のチェックボックスを押してオンにしましょう。そして「OK」ボタンを押します。
「現在のダウンロードに機能を追加してよろしいですか?」と尋ねられるので「はい」を押しましょう。
サムネイル表示機能のダウンロードが開始され、ダウンロードが終了するとPDFファイルがサムネイル表示されるようになります。
このように、PDFファイルのサムネイル表示されていることがチェック可能です。
1回この表示にすれば、あとは別のPDFビューアーでPDFを開いてもPDFファイルはサムネイル表示のままになります。
ただし、Microsoft Edgeなどに関連付けしてしまうと再びアイコン表示になってしまうので注意しましょう。