Windows10にある「配信の最適化ファイル」とは、Windowsの更新プログラムやicrosoft Storeアプリの入手先をMicrosoft以外に確保する機能です。
また、更新プログラムやアプリをローカルインターネット上やインターネット上の他のパソコンに送信することが可能です。
この機能を有効にすることで上記の使用方法が可能になり、インターネットが不安定な状態でも更新プログラムやアプリなどを最新の状態に保つことが可能です。
配信の最適化はデフォルトではONになっていますが、その切り替えは簡単にできます。
配信の最適化ファイルのオン・オフの設定
配信の最適化ファイルの有効、無効の切り替えを行うには、該当の設定ページを開く必要があります。
デフォルトではオン(有効)になっています。必要に応じてオン・オフの切り替えを行うといいと思います。
「スタート」を開きスタートメニューの左欄にある歯車アイコンを押します。
「Windowsの設定」画面が開きます。
「Windowsの設定」画面を下にスクロールして、「更新とセキュリティ」を押します。
開いた画面の左欄にある「配信の最適化」を押します。
これで「配信の最適化」画面が開きます。
「他のパソコンからダウンロードを許可する」をクリックすることで、配信の最適化ファイルのオン(有効)とオフ(無効)を切り替えることが可能です。
最適化をオンにした場合、その下の選択項目で「ローカルネットワーク上のパソコン」を対象とするか「ローカルネットワーク上のパソコンとインターネット上のパソコン」を対象とするかにチェックを入れられます。
なお、画面内の「詳細情報」をクリックすると、ブラウザで配信の最適化に関する説明が記載されている公式ページが開きます。
「詳細オプション」
さらに「詳細オプション」をクリックすると、最適化の調整が可能になります。
「詳細オプション」画面では、ダウンロードやアップロードの設定を調整可能です。
調整する場合は、左側の四角にチェックを入れバーの位置を変更します。
アップロード上限も設定でき、その残量も視覚的にわかるようになっています。
配信の最適化ファイルは消していいの?
配信の最適化ファイルは、ダウンロード済みデータのキャッシュを残します。このキャッシュは、自動的にクリアされる仕様になっています。
しかし、急遽パソコンのディスク容量を増やしたい場合は配信の最適化ファイルを手動でクリアすることが可能です。
そのキャッシュのクリア(消去)方法を解説します。
消去方法
配信の最適化ファイルのキャッシュクリアは、「ディスククリーンアップ」というツールを使用して行います。
ディスククリーンアップは、不要なファイルを消去してディスクの空き容量を増やすことが可能なWindowsのツールです。
「スタート」のメニューの「Windows管理ツール」内にある「ディスククリーンアップ」を押します。
すると計算処理が行われます。
計算が終わると、ディスククリーンアップが起動します。
「消去するファイル」内に「配信の最適化ファイル」があるので、左の四角にチェックを入れます。
「説明」をみると現在使用されていないキャッシュが消去されるので消していいと思います。
チェックを入れて「システムファイルのクリーンアップ」をクリックすると、チェックを入れたファイルのクリアが行われます。
まとめ
Windows10の配信の最適化ファイルは便利な設定ですが、パソコンのディスク容量を逼迫するようでしたらキャッシュをクリアしたり、普段から設定をオフにしておくといいと思います。