- 洗濯槽を掃除する理由
- 洗濯槽の汚れの原因3つ
- 洗濯槽掃除で準備する洗剤と道具
- 洗濯槽の簡単な掃除方法5ステップ
- 洗濯槽掃除にかかる時間とおすすめの時間帯
- 洗濯槽を掃除するおすすめの頻度
- 洗濯槽掃除の注意点4つ
- 洗濯槽をキレイに保つコツ4つ
- まとめ
洗濯槽の掃除しているでしょうか。
家の洗濯機はステンレスで作られているから大丈夫」と感じている人も多いと思います。
新しく購入した洗濯機でも3ヵ月もたつと洗濯槽にカビが付いてきます、
ステンレスはカビが付きにくくて、カビも落としやすいですが、「完全にカビない」ということではありません。
樹脂で作られている洗濯槽の場合は、ステンレスに比べてカビが付きやすくて、カビが取りにくいです。
目で視認できる所はカビが付いてなくても、洗濯槽の裏側はカビがすごく付いています。
今回は洗濯槽を重曹やクエン酸、酸素系漂白剤などで手軽に綺麗にするやり方や、洗濯機を掃除する頻度などについて書いて行こうと思います。
洗濯槽を掃除する理由
洗濯槽を掃除しないで放っておくと、カビが付いていきます。
洗濯物を綺麗にするために洗濯をしているのに、カビがびっしり付いている洗濯機で洗濯していたら何の意味もありません。
洗濯槽に付くカビは、ほとんどが黒カビで、喘息やアトピーを持っている人は特に注意しなければなりません。
衣服やタオルについた黒カビが体や顔などに付いて、鼻腔や呼吸器から体の中に侵入すると、アレルギー性鼻炎の原因になったり、ジンマシンが起きたり、カビが原因の肺炎になったりする可能性もあります。
洗濯物を干すたびに鼻水が止まらなくなったり、反対に鼻が詰まったりする場合もあります。
目がかゆくなったりすることもあります。
最近、原因が謎だけれど、体調が悪いと感じる人は、もしかしたら洗濯槽のカビのせいかもしれません。
免疫力の弱い赤ちゃんや、小さなお子様s、ご老人などは、カビの菌が原因で病気になる可能性も高いです。
乾かしても、カビの菌は繊維の中まで入り込んでしまうので、体が不調だと感じたら洗濯槽を掃除しましょう。
洗濯槽の汚れの原因3つ
洗濯槽が汚くなる原因は次の三つです。
1、黒カビ
2、水垢
3.洗剤や柔軟剤の残りカス
これ以外にも、衣服から出た皮脂や髪の毛などもあります。
洗濯槽に付くカビは、湿度が70パーセント以上で温度が25度から40度になると一気に生えてきます。
皮脂汚れや洗剤カスの汚れを利用して酸素が存在する場所ならカビはどんなところでも生えます。
洗濯機は清潔だと考えがちですが、、洗剤カスと皮脂や雑菌などが合わさったカビの栄養が豊富な場所なのです。
洗濯槽は浴槽よりもカビが生えやすい場所です。
洗濯機のフタは、いつもは閉めているので湿気が高くなりやすくて、カビが生えやすいのです。
浴室の風呂の残り湯やぬるま湯で洗濯した場合は、暖かい空気が多いので雑菌が増殖しやすいです。
そして、洗濯槽は洗濯の効果を上げるために、でこぼこした形状になっていて穴が開けられています。
でこぼこのあるところに湿気が集まりやすくてカビが生えやすいのです。
洗濯槽掃除で準備する洗剤と道具
洗濯槽の掃除でよく利用される洗剤は「過炭酸ナトリウム」別名「酸素系漂白剤」です。
重曹に比べて、油汚れに効果が大きく、殺菌や漂泊も可能です。
重曹はクレンザーと同様にごしごし洗いに適しているので、洗濯槽の掃除には「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)」を利用しましょう。
カビが落ちた後にすくう「網」を準備しておきましょう。
百均ショップなどでも売ってる浴室の汚れをすくう網でもOKです。
魚をすく網でも良いです。
カビをそのまんま排水口に流すと、ホースや排水管が詰まってしまう可能性があるので注意しましょう。
洗濯槽の洗剤の違いは?
・酸素系漂白剤
洗濯槽をキレイにするときに、最もよく利用される洗剤
・塩素系漂白剤
カビを短い時間で取り除いてくれます。
しかし、使った後は水でよく洗わないと服が白くなってしまうので気をつけましょう。
・クエン酸
カビにはあまり効果がなくて、洗濯槽の掃除には適していません。
水垢や石鹸カスの汚れなら落とせます。
・重曹
酸素系漂白剤と比べて、アルカリ性が弱いので、洗う力が弱いです。
洗濯槽の掃除で必要な道具リスト
洗濯槽の洗剤|主に酸素系漂白剤が一般的です。
ゴミすくいネット|浴室の浴槽用のゴミ取りネットがおススメです。
40度ほどのお湯|水と比べてお湯のほうが、洗濯槽の汚れが取れます。
使い古しの歯ブラシ|洗濯槽に付着しているガンコな汚れを落とす。
汚れてもいい雑巾|残った汚れをふき取るときに使用
洗濯槽の簡単な掃除方法5ステップ
水あるいはぬるま湯に酸素系漂白剤を投入して洗濯槽を掃除します。
このとき、漂白剤が全体に行きわたるようにします。
①水を洗濯槽に最大限入れる
水でもOKですが、可能であれば40度ほどのお湯のほうが、効果が上がります。
洗濯機の説明書をよく読んで、何度くらいの熱湯まで大丈夫なのかを確認しておきましょう。
浴室の残り湯を使ってもOKです。
カビを落とすので、このとき一緒に衣服などを洗濯はできません。
洗濯をしてしまうと、衣服にカビが付いたり、カビの匂いがついてしまします。
②酸素系漂白剤を洗濯槽の中に投入
・酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
粉状のものならば、500グラム~1キロほど、液体状のものであれば500ml~1000mlを入れます。
水が10リットルに対して 100グラムと覚えておくといいでしょう。
汚れが多いと思ったら、量をこれより多くしましょう。
・重曹(炭酸水素ナトリウム)
自宅に酸素系漂白剤が置いてないときは、重曹でも代用することが可能です。
重曹は粉状のもので200グラム入れます。
重曹はアルカリ性の中和反応を起こし、洗濯槽に付着した汚れ、においを落としてくれます。
洗濯機の種類によっては、重曹を使ってはダメな洗濯機があります。
洗濯機を故障させないためにも、説明書はよく読んでから使いましょう。
③洗濯機を普通に回す
「洗濯」コースで3分~6分の時間かき混ぜます。
「標準コース」「遠心力コース」が洗濯機に付いているときは、遠心力コースを選びましょう。
これを40分くらいおきに2、3回繰り返しましょう。
洗濯槽の中の汚れ酷いときは、酸素系漂白剤が泡立つことがまれにあります。
泡立ちが増えてきたら、洗濯機を止めて、洗面器や桶などを使って、すくったりし、洗濯槽の中の水を少なくしたりして泡を取りましょう。
完了しても、水は流さないで一晩放置しておきます。
このときに、浴室で使用している洗面器や桶を一緒に入れておくと湯垢が落とせるのでお勧めです。
ただ、回しているときは、何も入れないでください。
5時間ほどつけておけばOKです。
こうすることで、こべりついたカビが落とせます。
④洗濯槽の中に浮いてくる汚れを取る
翌日の朝、もう1回3分~5分もう一回洗濯kを起動します。
そうすると、付着していた汚れや、黒カビが、どんどん浮いてきます。
汚れや黒カビを直接そのまま流してしまうと、洗濯機のパイプや排水管が詰まってしまう可能性があります。
なので、普段、洗濯をするときに使っている汚れをすくう糸くず用ネットでもOKですし、汚れがすくえるものなら何でもOKです。
浴室などの浴槽に浮いた汚れを取る網などが百均などに売っているのでそういったものを使用してもOKです。
洗濯槽に浮いてきた汚れや黒カビを網などで取って、水を流します。
⑤通常通りの「すすぎ洗い」をして完了
水をためて、すすき洗いで4分ほど回します。
そうすると、まだ残っていた汚れが浮いて来るので、また網などで取っていきます。
すすき洗いを何回か繰り返して、汚れや黒カビが浮いてこなくなれば終了です。
洗濯機のフタを閉じてしまうと、湿気がたまって、また黒カビが増える原因になるので、中が乾くまでフタは開けたままにしておきましょう。
塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除した場合は、良くすすいでおかないと衣服の色が剥げたりする可能性があります。
塩素系漂白剤を利用した場合は、すすき洗いを多めにしておきましょう。
洗濯槽掃除にかかる時間とおすすめの時間帯
洗濯槽の掃除は半日kほどかかる、すごく時間が必要な作業です。
可能なかびり長い間、4時間から5時間ほどは薬品にちけて放置したほうがいいので、洗濯機を利用しない時間帯で、時間がたっぷりあるときにやりましょう。
時間帯としてオススメなのが、その日の洗濯が完了した昼すぎごろから洗濯槽を洗いだせば、次の日の朝の洗濯には間に合います。
洗濯槽の汚れが多いときは、もう一度同じ作業で掃除をすると良いです。
洗濯槽を掃除するおすすめの頻度
家族の人数が多くて、洗濯物がいっぱいある所では、1ヶ月に1回、一人暮らしや洗濯物があまりない人なら2ヵ月~3ヵ月に1回が洗濯槽の掃除のオススメの頻度です。
洗濯槽掃除の注意点4つ
①洗濯槽の漂白剤は、塩素系でなく酸素系を使う
漂白剤は塩素系のものと酸素系のものが存在しますが、洗濯槽の掃除のときは「酸素系漂白剤」を利用するのが一般的です。
洗濯機のメーカーが販売している「洗濯機用洗剤」でもOKです。
塩素系漂白剤を洗濯槽の掃除に使っても、黒カビが粒になって浮き出てくるだけで、黒カビの匂いは落ちません。
「酸素系漂白剤」だったら、カビが溶けて多量に浮き出てきます。においもしっかり落ちます。
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②洗濯槽が掃除できない洗濯機もある
ドラム式の洗濯機や水平ドラムの洗濯機は、1回洗濯を始めてしまうと、完了するまでフタを開けれない種類のものが多いです。
なので、浮き出てきた汚れや黒カビをすくって取ることができません。
「洗濯槽洗浄モード」や「槽洗浄モード」の機能が付いている洗濯機の場合は、そういったモードを使えば洗えます。
利用する洗剤はメーカーが推奨しているものを利用しましょう。
そういったモードが付いていないときは、説明書に記載されてあるやり方で掃除するか、洗濯槽掃除の業者に依頼しましょう。
③斜めドラム式洗濯機の場合は水は「最低ライン」で
ドラムが斜めのとき、水を沢山いれるとあふれてしまいます。
ドアを開けて、黒カビなどを網ですくわないといけないので、水はドアを開けても溢れてこないくらいの量にしましょう。
もし斜めのドラムの洗濯機に「つけおき洗いコース」の機能が付いていれば、それを選択してください。
このときも、設定はは洗うだけで、水は一番下のラインまでのものを選びます。
④洗濯槽の白い汚れにはクエン酸
黒カビには重曹、酸素系漂白剤が基本的に落とせますが、白い汚れはクエン酸が効果があります。
白い粉状の汚れは炭酸カルシウムです。
水垢と同様の成分で、アルカリ性の汚れなので、クエン酸でよく落とせます。
やり方は黒カビのときと同様に洗濯槽に水を入れて、クエン酸を100グラム程度入れて、4分ほど「選択モード」で回します。
そのあと、4時間から5時間ほど置いておいて、もう1回、回します。
そして全部の水を流したあと、新しく水を入れて、すすき洗いで回します。
白い粉が浮きでなくなるまでやれば終了です。
クエン酸を使う場合も、浮き上がってくる汚れは網を使って取りましょう。
「黒い汚れは酸素系漂白剤」、「白い汚れはクエン酸」と暗記しておきましょう。
洗濯槽をキレイに保つコツ4つ
①定期的に洗濯槽の掃除を
洗濯機を掃除する道具として
・重曹(炭酸水素ナトリウム)
・酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
この2つが基本的なものです。
重曹は自然にも優しく、安全で、アレルギーを持っている人でも安心に使うことができます。
しかし、汚れを落とす力は他と比べるとあまり強力ではありません。
なので、重曹を利用して洗濯槽を洗う場合は、週に1回くらいで頻繁に掃除をするのがおススメです。
重曹を利用してあまり汚れが落ちないと感じた場合は、酸素系漂白剤を利用します。
過炭酸ナトリウムとしてでも売っていて、過炭酸ナトリウムが含まれた洗剤も売っています。
②意外と汚れている洗濯機の部分パーツ
洗濯槽はプロレベルでないと洗濯機から外すのは難しいですが、洗剤を投入口やゴミ取りネットなどの部分は楽に取り外すことが可能です。
ぬるま湯に浸して、スポンジなどでこすると汚れは手軽に取れます。
ゴミ取りネットがついている本体側にもゴミが付着している場合もあるので、それも落としましょう。
細かい場所の汚れですが、このような所の汚れが洗濯するときに衣服に付いたりするので、頻繁に掃除をしましょう。
③洗濯物は、洗う直前に洗濯機へ
洗濯機に洗濯物を入れたまま放置していると、雑菌が増えます。
なので洗濯物は洗濯カゴなどの風遠しがいいところに入れておいて、洗濯するときになったら洗濯槽に入れましょう。
洗濯機は基本的にフタをしているのが普通なので、中は湿気がたまっています。
部分に水分が残っていることもあります。
そして家の中が暖房なので気温が高くなっているのでカビが育ちやすいのです。
皮脂汚れや油汚れ、ホコリなどが付着して衣服を投入して放置していたらどうなるか。
カビや雑菌が繁殖して、選択するときに別の衣服などにカビが付いてしまいます。
④洗濯機のフタは、なるべく開けておく
小さいお子様がいる所では、洗濯槽のフタを開けたままにしておくと、お子様が中に入ってしまう可能性があるので注意してください。
蓋を開けておくのが不安な場合は、洗濯して脱水したあと、少しの時間でもフタを開けて、できるだけ中を乾かしましょう。
布などを利用して洗濯機や洗濯槽の中の水分を軽く拭くのも良いです。
洗濯槽掃除を業者に依頼した場合の料金相場
自分自身で洗濯槽を洗っても汚れが完璧に落ちなかったり、仕上がりに満足できないときは、プロの業者に依頼するやり方もあります。
業者に依頼すれば、洗濯機を分解してから掃除してくれるので、洗い残しがないです。
かかる費用は1万円~2万円ほどで、洗濯機の種類などでも金額は変わります。
一番安いのが、縦型の全自動洗濯機で約1万円ほど、乾燥機が付いているもので1万5000円ほど、ドラム式だと2万円ほどです。
日立の洗濯機は他のメーカーのものよりも皇族が違うので、掃除を引き受けてくれない業者もあるので確認しましょう。
まとめ
洗濯機の分解は、専門家のプロじゃなければやってはいけません。
もしも元に組み立てられなくなったとき、保証の対象から外されてしまいます。
そして、新規の洗濯機をまた買うことになりかねません。
洗濯機を分解などしなくても、頻繁に洗濯槽を洗っていれば汚れはなくなっていきます。
洗濯槽を最近洗っていないなという人は、掃除をしましょう。