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ピンクとグレー 感想・レビュー・評価・あらすじ【加藤シゲアキ】【小説】

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ピンクとグレー (角川文庫)


作品紹介


人気アイドルグループ「NEWS」のメンバーである加藤シゲアキさんの、作家デビュー作です。

加藤さん本人が青春時代を過ごした渋谷を舞台に、芸能界の渦に飲み込まれていく、もともと普通の友達同士だった二人の青年の人生が描かれます。

ただの地元の友達だった少年たちが、いつのまにか一人はテレビで見ない日がないほどの人気俳優になり、もう一人は売れないちょっとした役者業にしがみついて、さえない人生を送ります。本編では二人の人生を、回想形式で追っていきます。


大阪から横浜へ越してきた小学生の大貴は、マンションで同い年の真吾と出会う。性格は全く違う2人だったが惹かれあい、親友に。やがて高校生になった2人は、雑誌の読者モデルをきっかけに芸能活動をスタート。同居も始めるが、真吾だけがスターダムを駆け上がっていくことで2人の仲は決裂してしまうが…。ステージという世界の魔法、幻想に魅入られた幼なじみの2人の青年の愛と孤独を鮮やかに描いた、切ない青春小説。
(アマゾン引用)

思い入れのシーン


印象に残ったシーンは、後半の場面・・・というよりは、展開そのものです。

二人は一時期離れて過ごすのですが、その間に起きたことや、二人がすれ違う間に起きていたことがすべてつながり、読んでいる自分たちが二人のこれまでを把握したとたん、物語が一変します。

簡単に言ってしまえば語る人の視点が変わるのだけど、この視点の変化の映像化はとても難しく、実写映画が決まった際は「実写化不可能」というキャッチコピーがつけられました。

まとめ

「昔からよくあるような、アイドルが道楽で書いた本だろう」と思って読み始めた人は、間違いなくその予想をひっくり返されるような、とても充実した作品です。

話題になって映画化されたのも、書いた人が芸能人だから、ということだけが理由ではないと思います。

芸能界にいるからこそ書けた作品でだと思います。