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【四畳半神話大系】四畳半一間の部屋を軸にして繰り広げられる四つの並行世界【小説】

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四畳半神話大系 (角川文庫)

紹介

これは京都を舞台にした小説をよく執筆されている、森見登美彦先生の代表作の一つです。

自分の人生の選択に航海しかしていない主人公の大学生が、繰り広げる物語。

四畳半一間の部屋を軸にして繰り広げられる四つの並行世界の物語がつづられています。

読み手は入学してすぐの彼のした選択が生み出したその四つの世界を順番にめぐっていくことになります。

生真面目な文体で語られるナンセンスな物語はとてもひきこまれます

世にも不思議な展開


面白かったのは、同じ世界観で四つの物語がほとんど同時進行的に進んでいくところです。

普通の物語は章ごとに時間が進んでいくのがふつうだけど、この物語は特殊で、同じ時間軸を四回繰り返すことになります。

その最後の章ではそれらの並行世界を四畳半一間の自室を軸としてめぐるという話が展開するのだけれど、その世界観やどうしようもない展開が森見先生らしいものを感じさせます。

まとめ

全体を通して、どこか世界を斜に構えてみているような、でもところどころから優しさがにじみだすような文体で繰り広げられる文章が、読者の心を惹きつけて離さない。

何度も同じ話が出てくるので、嫌になるという人もいるかもしれないけど、それぞれで少しずつ変わっている物語をみるというのは、新鮮で、今までに感じたことのないような読後感を得ることが出来ると思います。

主人公とともに四つの世界を旅すると、人生の選択の意味を見つめなおすことにつながるかも知れないと感じました

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四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)