漫画の地球儀

静かな雨 感想・レビュー・評価・あらすじ【小説】【宮下奈都】

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静かな雨 (文春e-book)

忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない。新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在がすべてだった行助。『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作
(アマゾン引用)

あらすじ

文藝春秋から2016年に発売された本で、作者は宮下奈都さんです。

主な登場人物はたい焼き屋さんで働くこよみさんと研究室で働く行助です。

行助の会社が無くなることになり、その会社の帰りにたい焼きやさんに寄りこよみさんに出会ったのが物語の始まり。

最初はこの二人のあったかい恋愛模様を描いた小説なのかと思いきや、二人の恋愛の話ではあるけど切なさやら寂しさやらが描かれています。

本のタイトルのように静かな雨の雰囲気がとても感じられる本です。

思い入れのシーン


こよみさんは事故にあってしまい、その事故が原因で記憶ができなくなるのです。

行助はそれを分かった上でこよみさんと生活するのですが、ある時こよみさんが読んでいる本があって、二冊あったので気にいっているのだろうと内容を見ると記憶力のなくした数学者の話だったんです

。この本をこよみさんはどんな気分で読んでいるだろうと考えると行助もつらくなるというか、だからと言ってこよみさんに何かしてあげられるだろうか、とか行き場のない気持ちが描かれていてぐっときました。

まとめ


ページ数は100ページちょとで薄い本です。

なので、長編を読むのが苦手な方やちょっとの時間で読みきれる本を探している人におすすめします。

内容は凄く明るいわけではないし、ものすごく暗いかといったらそうでもなくて、しっとりとした内容の本です。

集中して読むと数時間で読むことができるので寝る前のゆったりとした静かな夜に読むのがぴったりな感じです。

読んだ後は、この二人の主人公が幸せに末永く過ごしてほしいなと穏やかな気持ちになると思います。


おすすめ度B+

静かな雨 (文春e-book)

静かな雨 (文春e-book)