漫画の地球儀

有害都市 感想・レビュー・評価・あらすじ・微ネタバレあり【感染】【漫画】【伝染病】

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ヤングジャンプコミックスの有害都市を紹介します

2020年、東京の街ではオリンピックを目前に控え、“浄化作戦”と称した異常な排斥運動が行われ、猥褻なもの、いかがわしいものを排除するべきだという風潮に傾き始めていた。そんな状況下で、漫画家・日比野幹雄はホラー作品「DARK・WALKER」を発表しようとしていた。表現規制の壁に阻まれながらも連載を獲得するが、作品の行方は──!? “表現の自由”を巡る業界震撼の衝撃作!!
(アマゾン引用)

序盤内容

始まりは一件の交通事故だった 時刻は深夜一時頃

現場は人気のない交差点 原付バイクが横転し男性が倒れて動かなくなっているとの通報が入った

駆けつけた警官は異様な光景を目にすることになる
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第一巻より引用



バイクを運転していたと思われる男性は既に死亡していたがその体には凶暴な肉食獣に襲われたかのような激しい損傷が残っていた

肋骨はむしり取られ内臓は喰いちぎられた様に辺りに散乱していた


フルフェイスのヘルメットの中には男の壮絶な苦悶の表情が張り付いていた
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第一巻より引用




鑑識の結果 被害者の咬創痕は大型犬や熊によるものではなく人間によって喰われていたことが判明した


容疑者は程なく浮かび上がる 車の破損修理を近くの修理業者に依頼し平然と仕事に出ていた52歳の警備員の男だった


男は地元の製薬会社で警備主任を任されていた

勤務態度は良好でそれまで仕事上のトラブルは一度も起こしたことはないという
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第一巻より引用





事件当夜 男は帰宅中に原付バイクと衝突事故を起こすと30分ほどその場に留まり被害者の体の損傷行為を続けていた

自宅アパートに戻った男は返り血を浴びた服を洗濯機に放り込み 翌朝 何食わぬ顔で出勤する

同僚の証言によるとその日は昼食を取らなかったこと以外普段と変わらぬ様子だったという

警察の取り調べにも素直に応じており 県警は男の責任能力に問題はないものと見て聴取を続けている


容疑者逮捕の報せに人々が安堵し寝静まったその夜 第二の事件が発生していた


同じ市内の大学病院で一時安置されていた遺体が何者かの手によって激しい損傷行為を受けていたというものだ

この事件は市民の混乱を招く恐れがあるとして当初マスコミに対して報道規制が引かれていたがやがてネットを通じて情報が漏れ始める

狂犬病のように突如理性を無くし人の屍肉を喰らうという恐ろしい伝染病が人知れず拡散しているのではないか

感染者は夜になると凶暴化し屍肉を求める逆らい難い衝動に襲われる

目的を遂げると感染者達は何事もなかったかの様に社会生活に復帰していく…
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第一巻より引用





恐怖と混乱は静かに拡がっていった

人々はその病を食屍病と呼び再び夜の闇を恐れ始めた

タイトル ダークウォーカー


…うん うん なるほど なるほど

食屍病…か


…どう でしょうか…

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第一巻より引用

感想

おすすめ度S


感染すると人が人を食べようとするウイルスの蔓延する世界を描こうと奮闘する、漫画家が主人公の話です。時代設定がオリンピック開催目前の日本ということで、内容にかなり現実味を感じます。表現の自由について深く考えさせられます
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