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複雑な世界のわくわくも難しさも描く映画「ズートピア」を紹介【感想・レビュー・評価・あらすじ・微ネタバレあり】

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ズートピア (吹替版)

かわいいお子様向け動物映画と思いきや、扱うテーマは偏見!

草食/肉食、特性、サイズ、生活様式…ちがいがあっても多様な動物が隣人として共存し、心地よく暮らせるように作られた街「ズートピア」。ウサギのお役目とされるニンジン作りに従事する両親のもとで育ったジュディは、強い大型動物のお役目とされる警察官に憧れ、史上初のウサギ警官となって希望を胸に大都会ズートピアにやってきたが…。
 「聡明なウサギ」、「ずるがしこいキツネ」といったステレオタイプは世にあふれている。そして、ステレオタイプに基づいてヒト(動物?)を好きだの嫌いだと判断することが偏見。主役は動物だが、人種問題など人間社会の問題に引きつけて考えさせられる。

子どもも大人も、いろんな動物の姿に自分を重ね合わせる

 理想の街ズートピアでも現実にはステレオタイプも偏見も、共存の難しさもある。そこをテンポのよい動物アニメーションでコミカルに描く所から出発、中盤ではカワウソの失踪事件を追う中でそれを乗り越えていく様が描かれる。そして難しくても乗り越えていける」という希望が見えるエンディング。難しいテーマなのに子どもも大人も自然と自分と重ね合わせて見るよう仕向けられる。ディズニー映画、すごいな!
 キツネのニック(最初は詐欺師として登場)の偏見エピソードは、胸に突き刺ささった。正義感あふれるジュディが気づかずに肉食動物に対する偏見を煽る発言でニックを傷つけ、後悔に苛まれるシーンも胸が引き裂かれそうになった。それをニックに正直にぶつけて謝るジュディにも(正しさの塊のようなジュディよりも,こっちの方がずっと好き)、それを受け入れて許すニックにも、ぐっときた!

ライフステージごとに何度か見たい映画

「子ども向けとは思えない」というレビューをよく見かけるが、○○向けとは括れない、いろんなライフステージごとに見直したい映画だと思う。6歳児と中学生では同じ内容でも受け取り方がちがうし、親になって見ればまた新たな発見があるだろう。大人はこういう映画に子ども向けの教訓を求めがちだが、そんな必要もないのだ。その年齢なりに,自分で感じるから。幼児のときは「ウサちゃん、かわいい~」でいいのだ!小学生になれば嫌でも友だち関係の難しさに気づき、そんな自分と重ね合わせるだろうし。学校や職場のいじめや差別の渦中で現実は厳しいとさじを投げそうな人にも、私には偏見なんてないという人にも、ラストの希望に至るまでの過程や葛藤を見て感じてほしい。


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