漫画の地球儀

歴史漫画の名作「おーい竜馬」を紹介してみる【感想・レビュー・評価・あらすじ・微ネタバレ】

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お?い!竜馬(1) (ヤングサンデーコミックス)

激動の幕末に一陣の風を送りこみ、炎のように生きた男・坂本竜馬
その英雄の若かりし時代を描く、幕末風雲大作!!(アマゾンより引用)

おーい竜馬

「おーい竜馬」は、幕末の志士、坂本竜馬を主人公とした漫画です。
漫画を描いているのは「あずみ」「スプリンター」などで知られる小山ゆうさん。
漫画の原作は、歌手の武田鉄也さんです。

この漫画の特徴は、竜馬の少年時代から、非業の死を遂げるまでを描いていることです。
また、西郷隆盛高杉晋作ら、幕末の志士との交流もよく描かれています。

さらに、土佐藩武市半平太岡田以蔵らとの友情も軸になっています。
おーい竜馬」の前半は、読んでいると、少し気分が暗くなってきます。
それは、土佐藩内での身分差別が激しいためです。

勝海舟と竜馬との出会い

人公の坂本竜馬は、土佐藩で吹き荒れた土佐郷士への弾圧、処刑を逃れることができました。
それは、竜馬が若くして、土佐藩を脱藩していたためです。

竜馬は、武市半平太らと意見が合わずに、土佐郷士による尊皇攘夷運動には参加しませんでした。
もともと、竜馬は、剣術修行のため江戸に上っていたことがありました。


竜馬は江戸で、北辰一刀流の道場に入門していたといわれています。
そのことが縁となり、のちに師匠となる幕臣勝海舟と出会うのです。

もともと、竜馬は勝海舟を斬るつもりで、屋敷を訪問したといわれています。

しかしながら、その考えの広さに心を打たれて、勝の弟子となってしまうのです。

当時、勝海舟は咸臨丸でアメリカにわたった、幕府のエリートでした。

しかしながら、尊皇攘夷の志士からみれば、いたずらに開国を煽り立てる人物とみて敵視されていたのです。

こうして、竜馬は浪人ながら、勝海舟が運営していた神戸海軍操練所の練習生となります。
ところが、この神戸海軍操練所は江戸幕府によって閉鎖されてしまうのです。

大政奉還と竜馬の死

漫画「おーい竜馬」のクライマックスともいえるのが、大政奉還ではないでしょうか。
この大政奉還とは、江戸幕府が朝廷に政権を返上するという出来事でした。

「おーい竜馬」では、坂本竜馬土佐藩の盟友中岡慎太郎らが中心となって、
大政奉還を進めたことになっています

ところが、この大政奉還は、薩摩藩西郷隆盛や、長州藩桂小五郎らの賛同を得ることができません。

また、尊皇派の公家岩倉具視らも反対します。
それは、江戸幕府から政権を返上されると、統幕の名目を失ってしまうからでした。

そのため、竜馬らは西郷らの恨みを買うことになってしまいます。
しかしながら、西郷らの予想に反して、徳川幕府最後の将軍徳川慶喜は、朝廷に政権を返上します。
ここから、竜馬は有名な「船中八策」や新政権の構想を西郷に授けることになります。

この後、竜馬が刺客に襲われるとは誰も思いもしませんでした。いったい、誰が下手人だったのか。
それは誰にもわかりません。幕府の手によるものだったのか。新撰組に襲われたのか。
はたまた、薩摩や長州藩が手を回したのか。さまざまな説があります。

まとめ

竜馬は明治時代を見ることなく、この世を去ってしまいました。

坂本竜馬が、明治時代まで生きていれば、明治政府も、
その後の歴史も違うものになっていたのではないか、という声があります。

その一方、竜馬の評価は過大であるとの指摘もあります。

竜馬の名が有名になったのは、明治時代の講談を通じてだったといわれています。
そして現代になって、司馬遼太郎さんの小説「竜馬がゆく」で一躍、英雄となりました。
「おーい竜馬」は、そんな竜馬の足跡を漫画でたどることができる作品になっています。